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もっと! コリア (Motto! KOREA)
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  • Q.
    コーラテックはどんな所ですか?
  • A.
    純韓国式社交ダンスの中に「タダクパル(따닥발)」というものがあります。 左足と右足を交互にツーステップで踏み出す動作だ。

    足を「タタッ」と踏み出すような感じで付けられた名前のようです。一度見れば誰でも真似できる簡単な動作です。これを何度か真似すると、足を転がすように運ぶステップであるクルムバル(구름발)にチャレンジすることになります。

    タダクパルとクルムバルさえ分かれば、コーラテックに行って十分楽しめます。ダンサーと言われるためには、ここにエッジバル(엣지발)、ビビムバル(비빔발)も追加しなければならないでしょう。

    クラブでこんなステップを踏んだら、おそらく2つの反応を得るでしょう。
    途方もない嘲笑、または大きな歓呼。

    タダクバル、クルムバル、ビビムバルなどはラテンダンスを年を取った人たちも簡単に真似することができるように変えた韓国の自生的なダンスくらいに理解すれば良いと思います。

    あ、主題がコーラテックでしたね。

    コーラテックは老人専用クラブくらいに理解すればいいです。コーラテックという単語自体がコーラとディスコの合成語です。

    今は老人たちの社交場として定着しましたが、 最初からそうだったわけではありません。
    営業を開始した時期は行く場所がない青少年が健全に遊べる文化空間という多少大層な趣旨が込められていました。
    政府は青少年の憩いの場として奨励しました。
    一時、全国で雨後の竹の子のようにたくさん出来ましたが、しばらくして衰退しました。 コーラという飲み物が高く売れるものでもないうえ、入場料を高くもらうことも難しく、しかも踊りに夢中になっている学生*じゃなければ、あまり面白い場所でもありませんでした。

    *韓国で初めて事業者登録をした振付チームのYAMA&HOTCHICKSのペ・ユンジョン代表は学生時代、ダンスをしにコーラテックに通っていました。そこで、振付チームと縁を結んだとそうです。

    オンラインゲームのブームが起こり、青少年たちはコーラテックにそっぽを向いてインターネットカフェに席を移しました。

    青少年が去った場所を老人たちが補い始めました。
    年はいくつくらいでしょう?

    50代後半なら多分若い人が来たと人気を集めるでしょう。もちろんダンスの実力を身につけなければいけません。
    Naver cafe(コミュニティサイト)に「81歳のおばあさんがコーラテックの女王蜂になって、随時、踊りの弟子たちにプレゼントをもらって来る」という書き込みがありしました。

    トロットのリズムに合わせて踊るコーラテックが、お年寄りの遊び場になった理由は安いからです。
    入場料は店によって違いますが通常2000~3000ウォン程度です。

    採算が合うでしょうか?

    コーラの販売と入場料だけでは運営が難しいでしょう。これに踊りの教習料を加えて、なんとかやりくりしているようです。

    コーラテックのオーナーも大概は年寄りなので、子供たちの世話にならずに小遣いを稼ぐ程度で満足しているようです。

    もしかしてコーラテックで不倫する人もいるのかって?人が暮らす所、どこも変わらないように、踊りながら抱きしめていると、事が起きることもあるでしょう。