軍に服務していた時代、コスモスが咲くことだけを待っていました。
除隊の日が9月15日だったからです。

野原にコスモスが咲き乱れると家に帰ることができます。
除隊した後、しばらくコスモスを見ると当時のことが思い出されて感傷に浸ったりしましたが、最近はあまり興味がありません。 思い出の有効期限が過ぎたようです。

9月にはコスモスの他にもアサガオ、イワギク、ブーゲンビリアなどが花びらを広げます。

9月の旬の食べ物は何がありますか？
何でも旬の時期に食べてこそ、おいしいし体にも良いそうなので一度調べてみましょう。

まず知っておかなければならない事実が一つあります。
ここで紹介する旬の食べ物は、韓国の基準、しかも伝統的な気候の影響を受ける時という前提です。

果物と豆の種類で9月の食べ物を見ると、梨やザクロ、カリン、ミカン、ピーナッツ、ブドウ、松の実、オレンジなどがあります。

野菜の中には高菜、ニンジン、長ネギ、松茸、銀杏、ワケギ、サツマイモ、生姜、メロン、山菜、ブルーベリー、ジャガイモ、ニラ、トマト、とうもろこし、セロリ、ズッキーニ、シイタケなどを挙げられますが、リストを見れば分かりますが「これも旬の食べ物だったの？」と疑問に思うでしょう。最近はハウスで栽培しているので、ほとんどの野菜が季節を問わないのです。

養殖に制限がある海では、それでも季節を問う方です。

韓国周辺の浅い海ではカキやワタリガニ、タコ、大正海老、アワビ、イカ、車エビ、赤カニなどが人々の味覚をそそります。ああ、ワタリガニは主にオスが多いので、卵がふっくらとしたカニを探すのは難しいです。

魚の種類としてはサバやヒラメ、サーモン、イシモチ、タチウオが挙げられます。

みんなおいしく食べる物なので、いくつかだけ追加で説明します。

冬の海の栄養剤と呼ばれる大正海老と海の牛乳で通じるカキ。

15センチを超える大きなエビには、9種類の必須アミノ酸が含まれています。大正海老を旬に食べなければならない理由としては、この時こそ「グリシン」と「キトサン」が多く含まれているからです。グリシンは脳の覚醒状態を安定させ、睡眠を調節する効果があるため、新型コロナウイルスで心が落ち着かなくて眠れない方にお勧めです。

9月から旬のカキに何がたくさん入っているかはご存知ですよね？
そうです。男性ホルモン「テストステロン」を作るのに使われるアミノ酸や亜鉛が豊富です。だからといって、彼氏にカキをプレゼントしたり、食べに行こうとあまりせがまないでください。誤解されることもあります。

「いや、そうじゃなくてカキには鉄の成分が豊富で貧血にいいんだって」

カキが男性ホルモンを生成するなら、女性ホルモンに役立つ食べ物はザクロです。
ザクロの種を包む膜には「エストロゲン」と呼ばれる「エラグ酸」成分があり、女性ホルモン不足に悩む更年期女性に良いそうです。
そのためザクロは「女性の果物」として通っています。クレオパトラと楊貴妃が愛した果物だとも言います。

カキとザクロ。
天は性別を問わずにちょうど良い食べ物を準備しているような気がします。