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  • Q.
    しゃっくりを止める方法を教えてください
  • A.
    食事を終えてレストランを出た瞬間、冷たい風が吹きつけました。コートの襟を正していると食堂から出てきた社員たちが変な目で見つめます。
    「あいつは私たちに内緒で一人で美味しいものを食べたのか…」
    こんな疑いを込めた目でです。

    韓国でそのような伝説がありました。
    何かを盗んで食べてからは、それがバレるのではないかと心配でしゃっくりをするのです。

    恥ずかしくてしゃっくりを止めようと努力しますが、努力するほどしゃっくりがもっとひどくなります。

    一度、しゃっくりをし始めると止まりにくいです。
    なぜ?という答えもまだ見つかっていないので処方箋が出にくいのです。

    しゃっくりはどのような理由であれ、刺激を受け胸部と腹部の境界である橫隔膜が急激な収縮を起こし発生する音です。この音が「しゃっくり」で聞こえるかはよく分からないです。英語ではHiccupという擬声語で表現しますが、いくら東洋と西洋の人種が違うとはいえ、横隔膜が収縮する音がこちらにも聞こえるのではないかと疑いたくなります。

    しゃっくりが始まるきっかけは非常に多様です。

    急に緊張した時、ご飯を急いで食べた時、急に辛いものや冷たいものを食べた時、寒いところに長くいた時、急に寒い環境にさらされた時、笑い過ぎた時、みぞおちを非常に強く打った時などがあります。人によっては薬物に対するアレルギー反応でしゃっくりをします.

    たまに一度しゃっくりをして、すぐに止まるとてもクールな人もいますが、一生しゃっくりして世を去った人物*もいます。

    * 1922年7月から1990年2月まで、実に68年近くしゃっくりをしてきたチャールズ・オズボーンがギネスブックにしゃっくり関連項目に掲載された主人公です。1分に約40回、死ぬ3か月前までの生涯で4億3000万回のしゃっくりをしました。しゃっくりで一番大変だったのは「入れ歯の取り替え」だったそうです。

    英国では3年間しゃっくりをしましたが脳手術を受けて停止した人がいて、米国では2年間しゃっくりをしたため体重も20キロ以上落ち、結局、会社もやめたそうです。あらゆる方法を使ってみてもしゃっくりを止めることができなかった女性は横隔膜の一部を取り除いた後、楽に息をすることができたそうです。

    KBSの教養番組『危機脱出ナンバーワン』では、甥のしゃっくりを止めようと警護員の叔父が覆面強盗のふりをして首に拳銃を向けたところ、しゃっくりのため銃が発射され、甥を死亡させた事件が紹介されたこともあります。

    それだけしゃっくりを止めるのが難しいということでしょう。難しいだけに数多くの民間療法が伝えられています。もしかしたら、人間が苦しむ症状の中で最も多くの民間療法が広まった症状でしょう。

    一番手軽な方法は息を吐いた後、息を止めた状態で水100ml以上を一気に飲むことです。

    解決できましたか?それなら良かったです。まだしゃっくりが止まらなければ下の方法を順番にやってみてください。

    - 体が張り裂けるほど息を吸い込んだ後、最大限長く我慢し、とてもゆっくり息を吐きます。(長く我慢して息を吐くと、しゃっくりがひどくなる恐れがあるので注意。ゆっくり息をする程度だけ最大限息を我慢するのがポイントです)
    - ビニール袋で口と鼻を覆った後、呼吸をします。
    - 鼻をくすぐってくしゃみをします。
    - 息を吸い込んでから吐かずに、もう一度吸い込んだまま7秒ぐらい耐えます。
    - びっくりさせます。
    - 炭酸飲料1缶を一気に飲み、げっぷを1回大きくします。
    - 腰を90度曲げてから水を飲みます。(鼻から水が出そうになったら成功、横隔膜が刺激された証拠だからですが、こうして水を飲んでいるとげっぷが出てしゃっくりも止まります)
    - 息を我慢したまま、唾を3回以上飲み込みます。
    - 舌を引っ張ります。(しゃっくり患者が来ると看護婦がガーゼで舌を引っ張ったりもします)
    - 息が切れるほど全力疾走します。
    - まっすぐ立ち上がって頭を最大限後ろに反らし、舌を最大限長く抜いたまま喉を大きく開きます。この状態で1~3分間浅い息をします。
    - 鼻をふさいで息が詰まるまで水をゆっくり飲みます。
    - 鼻をふさいで息を我慢しながらしゃっくりのタイミングに合わせて15秒間息を我慢します。
    - 両耳を指でふさいで30秒間息を我慢します。(指で耳の穴の奥にある迷走神経を刺激するのがポイントです)
    - 横隔膜の部分を軽く叩きます。(あまりにも強く殴るとけがをします)
    - 号泣します。(しゃっくりをする赤ちゃんが泣く時、放っておく理由でもありますが、赤ちゃんには砂糖水の飲ませ方がいいです)
    - 足の親指と人差し指の間の足の甲を痛めるほど踏んであげます。
    - 頚動脈のどちらかを脈拍が感じられる程度に数秒間押します。止まらなければ2~3回程度繰り返します。
    - 柿のへたの部分を煎じて飲みます。韓医学でも紹介する方法ではあるが、家に帰ってからやってみることができるというのが短所です。

    柿のへたのほかに、韓方医学で勧める強力な方法があります。手首の内側の太淵ツボをそっと押します。
    太淵の位置を教えてほしいんですか? 下の絵を見ればいいです。