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ワクチン死亡補償金は4.4億だが、疾病庁の予算は4.5億…?

  • 韓政府はコロナ19ワクチン接種の副作用で死亡したときに補償金約4億4000万ウォンを一時支給すると約束したが、疾病管理庁には被害関連の補償予算が4億5000万ウォンだけ策定されたことが分かった。政府は「他の国よりもワクチンが遅れてよかった」と主張したほどにコロナ19ワクチンの副作用を懸念したが、実際の関連予算の策定には手をこまねいていたわけだ。

    22日にキム・ミエ国民の力党議員が公開した資料によると、疾病庁は1月「異常反応管理」目的で予算5億4900万ウォンを編成された。このうち被害補償金の支払いのための予算は4億5000万ウォンあまりだ。残りは指針名目で4400万ウォン、パンフレット製作費用5500万ウォンなどだ。一人でも異常反応で死亡すると予算は底をつくだろう。

    疾病庁が去る2月に公開したワクチン接種後の被害補償制度によると、死亡補償金は一日あたり最低賃金の240倍の4億3700万ウォンが支給される。これに対してパク・ヨンジュン コロナ19予防接種対応推進団異常反応調査支援チーム長は、「現在確保されている予算は4億5000万ウォン程度であり、また第2四半期に予備費として使用できる費用は4億5000万ウォン程度であることがわかっている」としながら「追加予備費に対して財政当局と協議しており、それまでは機関内で使用できる部分に基づいて執行する計画だ」と釈明した。

    しかしコロナ19ワクチンの副作用を懸念してワクチン導入を急がなかった政府が、肝腎の今年の副作用管理予算として4億ウォンだけを編成したのは話のつじつまが合わないという指摘が出ている。政府はこれまでワクチンの遅延導入に対する批判について、「(先に接種した国で)発生する問題を1~2ヶ月観察する機会を得ることができるという点はとても幸いだ」と主張してきた。政府は実際に今年の予算を編成した当時、このような懸念と「K防疫」に対する自信感でワクチン購入費を別途に編成せず、国会で一歩遅れて増額されたことがある。

    コロナ19ワクチンの接種後に異常症状を経験する事例が発生し、ワクチンに対する恐怖は拡散している。アストラゼネカ製ワクチンの副作用として知られている珍しい血栓(血液凝固)の生成は、四肢麻痺の症状につながる恐れが高い。
  • 毎日経済 | ユン・ジウォン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2021-04-22 17:33:50