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現代エンジニアリング、廃プラスチックから清浄水素を生産

  • 21日、現代エンジニアリングは環境汚染の主犯として浮上した廃プラスチックを資源として活用し、高純度の清浄水素生産事業に乗り出すと明らかにした。まず今年は廃プラスチックを原料に高純度の清浄水素を生産する技術実証テストを終え、来年から水素生産プラント建設を始め、2024年に本格的な商業生産に乗り出す計画だ。総事業費は4千億ウォン規模で、プラント工場は忠南の唐津(たんじん)に建設する。

    米国の国立科学工学医学院が発表した国家別のプラスチックごみ排出量を見ると、韓国の1人当たりの排出量は年間88キロで、米国と英国に続いて世界で3番目に多い。政府は廃プラスチック熱分解処理の比率を2020年の0.1%から2030年までに10%に高め、循環経済と2050年の炭素中立(カーボンニュートラル)の実現を先導する計画だ。このために廃プラスチック熱分解処理の規模を、現在の年間1万トンから2025年に31万トン、2030年には90万トンに拡大する計画だ。

    現代エンジニアリングの廃プラスチック資源化事業は、廃プラスチックを原料にして熱分解とガス化工程を通じて水素を生産する事業だ。生産された水素は水素電気自動車や水素燃料電池発電、水素・液化天然ガス(LNG)混焼発電の原料として使用される。現代エンジニアリングの関係者は「既存の水素生産の欠点は、海外でLNGとアンモニアを生産した後に遠距離を輸送することから、水素抽出に莫大な費用がかかった」とし、「現代エンジニアリングで推進する水素生産方式は、周辺の廃プラスチックを活用して競争力のある価格で水素を生産でき、水素産油国としての立地を先取りできるだろう」と期待した。

    現代エンジニアリングは毎年約10万トンの廃プラスチック原料を処理し、高純度の清浄水素製品を年間2万2千トン規模で生産できると見ている。水素2万2千トンは水素車15万台が1年のあいだ運行可能な量だ。
  • 毎日経済 | ソ・チャンドン記者 | 入力 2021-12-21 17:13:51