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韓国、米価が1年間で24%下落 4年5か月ぶりの最安値

    • チャン・ソクフン記者

    今年に入って米価の下落傾向が尋常ではない。韓国の統計庁の調査によると、精穀(搗精した米)20キロ基準で産地米価が15日、4万2522ウォンを記録した。昨年同日は5万5630ウォンだっことから、ちょうど1年で23.6%が下落した。2018年3月以降、4年5か月ぶりの最安値だ。

    統計庁が発表する産地米価格は卸売価格だ。各地域の農協が保有している搗精工場、すなわち米穀総合処理場(RPC)が外部に販売する価格基準だ。大型マートやスーパーマーケット、食材業者がRPCで買い入れる米価格であるわけだ。農協RPCで現在保有している米は、大半が昨年秋に各農家が収穫した米を順次買い入れた物量だ。農協RPCが各農家から収穫した稲を買い入れた時は、米換算価格が20キロ当たり5万3000ウォン台だった。一言で言って、今農協RPCは米を売るたびに20キロ当たり1万ウォン以上の損害を被っているわけだ。

    売れなくて倉庫に残っている米はもっと問題だ。農協が保有している米の在庫は7月末基準で41万トンで、平年に比べて70%ほど多いと集計された。まもなく本格的な収穫期が近づくだけに倉庫を空けておかなければ新米(新穀)を入れることができないが、ややもすると倉庫不足事態に直面する恐れもあるという話だ。

    農民たちも気が重い。昨年は農協で比較的良い価格をもらったが、米価の暴落傾向が続けば、まもなく収穫する新米を低価格で渡さなければならないためだ。ただでさえ他のすべての物価が上がり、農資材、人件費など生産費用が急増した。米価が上がっても不十分な状況なのに、暴落するということは農民にとっては1年の農業を台無しにしたも同然だ。
  • 毎日経済 | チャン・ヒョクフン農業専門記者 | 入力 2022-08-21 17:10:01