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1段階が終わった経済革新3カ年計画、2段階は…どのように

負債減らし、市場競争の手綱…統廃合する公企業が出ることも 

    政府が「経済革新3カ年計画」の核心課題として設定した公共機関の正常化は、先月末に負債削減と放漫経営の改善が核心である第1段階の作業が終わった。政府は競争力強化を中核とする第2段階の準備の真っ最中だが、石炭公社の事例のように「障害」が多くて悩んでいる。

    企画財政部は先月末、公共機関の正常化第1段階の推進成果を大々的に発表した。2月末に債務削減・放漫経営の改善ガイドラインが確定した後、8ヶ月の間に各機関が推進した内容を中間評価して発表したものだ。総18の負債重点管理機関は債務を24兆4000億ウォン削減し、当初の計画との対比で121.3%ほど目標を超過達成したし、37の機関が過度の慶弔費や子供の学資などの放漫経営事例を是正し、年間2000億ウォンを節約することになったということが核心だ。

    政府の第2段階の公共機関正常化作業は、公共機関の競争力強化に焦点を合わせている。 △公共機関や民間企業を公正に競争入札に参加させ、より効率的な供給者を選択する市場性テスト(market test)制度の導入、△公共性はあるが競争が必要な分野は、企業分割・子会社の新設を通じた公共機関間の競争体制の導入、△子会社の設立を通じた事業拡大の統制などが含まれている。

    しかし、いざ「公共機関としての機能を喪失した機関をどのようにするか」に対する方針は、いまだ決まっていない。

    政府関係者は、「数十年前に独占弊害の防止や初期市場の造成などの理由で設立したが、今では市場の状況が変わり、民間事業者が続々と登場した分野の公共機関がかなりある」とし、「統廃合を行っているが、第2段階の作業にこれを含めるかは悩む」と語った。石炭公社の事例も、公共機関政策担当の公務員は「みんな知っているが、誰も話を切り出そうとしない」代表的な事例だ。

    先月末、公共機関運営委員会で崔炅煥(チェ・ギョンファン)経済副総理兼企画財政部長官は、公共機関の正常化の難しさについて、「ワシが70年を生きるために、内がわに曲がった爪とくちばしを破り、羽を抜く痛みを伴う自己革新の過程を乗り越えるような、換骨奪胎のプロセス」だと吐露した。

    特に政策担当者らは「民営化」という言葉に敏感な反応を見せる。ある政府関係者は、「電力や鉄道のように公共性の強い事業でもないのに、実際に政府がなぜ持っている必要があるのか理由のわからない公企業があるが、政界と労働組合が民営化の話を切り出しただけで無条件に反対し、政策決定での悩みが多い」と語る。政府の公共機関正常化対策に関連した関係部処の議論が盛んだった19日、政府世宗庁舎の企画財政部の正門前では、民主労総全国公共運輸労組員が「公共機関2段階正常化中断」を叫んで示威をおこなったりした。
  • 毎日経済_チョ・シヨン記者/チェ・スンヂン記者/パク・ユンス記者/写真=MBN | (C) mk.co.kr | 入力 2014-11-21 15:52:36