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[ハニーバターチップ ⑤] 結局、消費者を魅了したのは「味」

⑤ 商品性は基本…R&D・市場調査 

  • ⑤ 商品性は基本…R&D・市場調査

    ハニーバターチップの成功には、意図していなかったバイラルマーケティングの成功、「非意図的」神秘主義マーケティングなど「運」もたくさん付いたのが事実だ。しかし、製品の商品性が落ちたなら、人気は早くから消えただろう。結局、消費者を魅了したのは「味」だった。

    優れた味は、緻密で果敢な研究開発と投資、徹底した市場調査から出てきた。ハニーバターチップの研究開発期間は約2年だった。他の菓子の開発期間の2倍に達する期間を研究して投資した。むやみに研究開発だけしたのではなく、先発の競合他社との差別化という明確な目標を立てた。

    全世界で200種以上のポテトチップを全部買い入れいちいち味を見て分析した。このうち、日本カルビーの「しあわせバター」とヘテの「新堂洞(シンダンドン)トッポッキ」をベンチマークし、数多くの試行錯誤を経て、甘い味と香ばしい風味をよく配合した「韓国的な甘さ」を見つけた。一般消費者を対象としたブラインドテストは、全国の老若男女1000人を対象にした。通常、菓子のテストの標本は、主な顧客層である20代の女性100人前後だ。

    ベイン&カンパニーのソン・ジヒェパートナーは、「ハニーバターチップの開発過程で、ヘテ製菓はむやみに研究開発にのみこだわったわけではない」とし「市場支配企業との差別化という正確な指向点を持って明確なターゲットを設定した後、果敢で緻密に研究開発を進めて成功を収めた」と説明した。

    <終わり>
  • 毎日経済 イ・ホスン記者 / キム・ジェリム記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2014-11-27 15:08:06