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遠洋漁船10隻中9隻は、船齢が20年を超えている

船齢制限ないため、管理の死角地帯に放置 

    • < 船齢別の遠洋漁船の割引 >

    セウォル号の惨事の後、照明を当てられた旅客船とは異なり、遠洋漁船はまだ管理の死角地帯にいる。

    4日、海洋水産部によると、国内の遠洋業者10社のうち6社は、資本金が5億ウォンにも満たない。遠洋漁船10隻のうち9隻は船齢(船の年齢)が20年を超えた老朽船舶だ。

    セウォル号を反面教師にした国会は去る2日、旅客船の船齢を25年に短縮する海運法の一部改正案を議決した。しかし、遠洋漁船は、今回の改正案に含まれていなかった。遠洋産業発展法に遠洋漁船の船齢を制限することができる法的根拠はあるものの、まだ規定は設けていない。

    海洋水産部のイ・ジュヨン長官が同日、遺族と行方不明者の家族に会って対策を設けることを約束したが、海洋水産部は、予算不足が原因であるだけにすぐに具体的な代案を用意することは容易ではないという立場だ。

    海洋水産部関係者は「零細企業が大多数である状況で遠洋漁船の船齢を規制するには、財政支援が一緒に行われなければならない」とし「しかし、予算が不足している現在では、適当な方法がない状況だ」と吐露した。実際に海洋水産部が使用できる方案は漁船の近代化の予算280億ウォンが全てだ。

    船齢が36年にもなった「501オリョン号」に軽い中間検査のみ経て遠洋漁業の新規許可した点も問題として指摘されている。さらに検査主体がセウォル号惨事の主役の一つである韓国船級という点で不信を受けている。

    これに対して韓国船級側は「昨年、ロシア船級で既に定期検査を受けた証明書を提出しただけに、中間検査のみを実施したことは、国際慣例に従ったものだ」と悔しいという立場だ。
  • 毎日経済 チョン・ジョンホン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2014-12-04 17:14:53