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[SNSの世界] フェイスブック動画、ゴールデンタイムは3秒

    去る14日。フェイスブックは非公開で、ソウル鍾路区にある、あるコンベンションセンターで「フェイスブックビデオプレイ」イベントを開催した。韓国国内の動画マーケティング関係者450人が一挙に殺到して大盛況を成したが、これは、最新のマーケティング手法としてフェイスブックのビデオプラットフォームが急浮上している現状を反映している。フェイスブックが韓国のインターネット利用者が集まって遊ぶ空間になって起きた現象だ。特にロング・ターム・エボリューション(LTE)に続いてLTE-A、最近では3バンドLTEも登場するなど、モバイルインターネットの速度が速くなり動画の再生に問題がなくなってから爆発的に増えた。

    実際、フェイスブックのニュースフィードで動画が再生される割合が大幅に増加した。フェイスブックの内部資料によると、一日に見られる動画数は10億回に達し、フェイスブックユーザーのうち、動画を見る利用者は65%に達する。2014年7月の時点で、前年(2013年)比でアップロードされた動画の数は175%増え、ニュースフィードに表示される動画の数も3.6倍に増えた。

    フェイスブックは、2013年の6月にはフェイスブックで視聴した動画の数が0.7個に過ぎなかったものの、1年の間に12.3個へと大幅に増えた数値も公開した。

    韓国はモバイル動画の天国とも呼ばれている。アジア・太平洋地域のオンライン動画市場の売上高の規模が2020年には124億ドル(約13兆5000億ウォン)まで成長し、韓国は重要な役割をするだろうという見方もある。

    香港を基盤とする市場調査専門機関(MPA)で発行した報告書では、アジア・太平洋13か国のオンライン動画市場の売上高の規模は、2014年の35億ドル(約3兆8000億ウォン)から2020年には124億ドルへと3.6倍ほど上昇したが、韓国が重要な役割をするだろうと予想した。

    昨年のオンライン動画広告市場での韓国の順位は、中国・日本・オーストラリア・インドの後に続いて5位を占めたが、2020年には4位に上がる見通しだ。中国・日本・インドのように人口大国やオーストラリアのようま英語を母国語とする国でもないのに、アジア・太平洋地域でオンライン動画の売上高が5位というのは大変な数値だ。このため、フェイスブックは「クリエイティブショップ(Creative Shop)」という組織を作って、フェイスブックに最適化した動画を作成する方法についてのコンサルティングもする。

    クリエイティブショップが公開したフェイスブックでの効率のいい動画を作成する秘訣は興味深い。まず、音もなく自動的に再生される機能(オートプレイ)を活用して音と映像が調和するようにしなくてはいけない。そして、フェイスブックは動画の長さに応じて料金が発生しないため、ストーリーに合わせて映像の長さを選択しなければならない。とにかく長ければいいというわけでもない。

    最後に、フェイスブック動画のゴールデンタイムは「3秒」だ。フェイスブックで成功した動画の特徴を集めてみると、3秒以内に字幕とブランドロゴが露出されなければならない。また、生き生きとしたイメージが入って、アニメーションや芸能人の登場がある。グーグルのYouTubeは、利用者が「動画」を見るために接続するため目的がはっきりしているが、フェイスブックは動画視聴のために接続するのではなく、ニュースフィードが常に流れて行くので、利用者の目を引くことも容易ではない。

    だから3秒だ。 3秒以内に会社名を知らせる字幕やブランド、肯定的なイメージを与えるメッセージなどを同時に露出させなければならない。インターネットの中心がパソコンからモバイルへ完全に移行し、利用者がインターネットを使用する際に耐えうる時間は徐々に短くなっており、マーケティング担当者の悩みも深まっている。
  • 毎日経済 ソン・ジェグォン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-01-23 15:45:04