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[社説] 春節に韓国を訪れる中国人観光客12万人、再び訪れたい国にするには
- 中国最大の祝日である春節（18~24日）を迎え、韓国を訪れる中国人観光客（ヨウカー）は昨年より30％増の12万6000人に達するという。観光客の数や使いっぷりの面で中国人観光客のパワーはますます大きくなっている。昨年、韓国を訪れたヨウカーは613万人で、外国人観光客の43％を占めた。彼らが支出したお金は10兆ウォンで、観光収入の56％に達するうえに34万人の就業を誘発するなど、経済的波及効果も小さくない。
沈んでいる内需市場を活性化するために中国人観光客は重要な顧客だ。しかし、韓国に訪れた中国人観光客は、再訪したくない国として韓国を挙げる。韓国観光文化研究院によると、韓国を訪れた16の地域の観光客のうち、ヨウカーの満足度は14位、再訪問の意思も14位にとどまった。旅行後、韓国に対するイメージが悪くなり（16位）、他人に推薦する意思（13位）も高くないとする。パッケージ商品に含まれている安物の食べ物や宿泊、ショッピング強要だけでなく、暴言やタクシー料金のぼったくりなどがあたえた悪いイメージのせいだ。
政府は、今年ヨウカー700万人突破を予想しているが、「ヨウカー1000万時代」を開くには、従来とは異なる観光戦略を立てなければならない。まず、ヨウカーが不便な事項として挙げている言語コミュニケーションの問題、口に合わない食べ物、高い物価、案内板などの改善策を講じなければならない。低価旅行商品から脱皮し、大企業の見学、テーマの料理体験など、高付加価値商品を開発することも必要だ。
昨年、韓国観光公社の成都支社が中国最高経営者を対象に披露した『サムスングループのリーダーシップ研修』商品は1人当たり700万ウォンと高価だったが、反応が熱かった。このように韓国のDNAと競争力を見せられる高品質の商品を開発すれば、国の品格も高めて観光収入も増やすことができる。
ソウル、済州島に集中している訪問地域を全国に分散すれば、地域経済と地方空港を活性化できる解決策になるだろう。首都圏は中低価格ホテルの客室需給問題がある程度改善されたが、地方はホテルから拡充しなければならない。また、整形観光に来たヨウカーの不満が暴走しているだけに、手術の副作用やぼったくり料金、不法ブローカの問題などは正さなければならない。 - 毎日経済 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-02-18 00:01:01
