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[世智園] モバイルゲドン、フェイスブックゲドン

    最近、モバイルゲドン(mobilegeddon)とフェイスブックゲドン(facebookgeddon)という用語が流行語のように使われている。 グーグルとフェイスブク発のアルマゲドン(armageddon)をそれぞれ意味する言葉だ。モバイルの世界では、 グーグルとフェイスブクの審判に適応できなければ、アルマゲドンのような大災害を迎えるという。

    グーグルの審判を受けるところは、まだウェブサイトを「モバイルフレンドリー」に変えていない企業や官公庁だ。これらは、グーグル検索において、順位が後になったり、完全に消えることになる。 グーグルがモバイルフレンドリーなサイトが最初に検索されるように、アルゴリズムを変えると明らかにしたからだ。

    デジタルマーケティング企業の「RKG Merkle(rimmkaufman.com)」によると、フォーチュン500企業のウェブサイトのうち、46%がモバイルフレンドリーではない。これらのウェブサイトは、グーグルの審判を避けるために、一日も早くウェブサイトを改編しなければならない。

    フェイスブクはあまり興味のないコンテンツをフェイスブックページに掲載する企業やメディア企業を審判する。アルゴリズムを変えて、これらのコンテンツがフェイスブクで露出する確率を減らす予定だ。

    例えば、A会社のフェイスブックページに上がってきた書き込みに、顧客Bが「いいね」をクリックするとする。以前はその書き込みがB顧客の友達であるCとDなどのフェイスブック上でも見えた。CやDなどが続いて「いいね」をクリックすると、CやDのまた他の友達にもその書き込みが露出された。

    しかし、これからはこれが難しくなる。フェイスブックの友達が他人のページに入って「いいね」を押したものは、露出の頻度が少なくなるようにアルゴリズムが変更されるからだ。代わりに、顧客が本人のフェイスブックに直接上げるリンク・写真・書き込みなどは、より多く露出される。

    企業がフェイスブックの審判を受けないためには、顧客の興味を引き付けるより良いコンテンツを作らなくてはならない。そうしてこそ、フェイスブックの友達は、単に企業のページに入って「いいね」を押すことにとどまらず、そのコンテンツを積極的に本人のフェイスブックに持っていって友達と共有しようとするからだ。

    すべての情報がモバイルに通じながら、 グーグルとフェイスブックの影響力はさらに強大になった。英日刊紙のテレグラフ(telegrahp)は、フェイスブックのアルゴリズムの開発責任者であるグレッグ・マーラ(Greg Marra)氏をメディア財閥のルパート・マードック(Rupert Murdoch)氏より影響力が強いと評価したほどだ。審判を免れる方法は、たったの2つだ。自らより強力な審判者になるか、でなければ審判に適応するかだ。
  • 毎日経済_キム・インス論説委員 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-04-27 17:26:09