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日本で技術力を認められたカテキンノイドのOVPサービス

www.catenoid.net 

    「ITを知らなくても誰でも動画サービスをできるようにしたい」

    カテノイド(catenoid)のキム・ヒョンソク代表(45)は、会社設立の理由をこのように明らかにした。カテノイドは、4年前に設立されたオンラインビデオプラットフォーム(Online Video Platform・OVP)サービス企業だ。OVPとコンテンツ管理システム(CMS)、コンテンツ配信ネットワーク(CDN)、ファイルの変換技術(Transcoding)、コンテンツのセキュリティ、統計分析システムに、ユーザーが使いやすいユーザインタフェース(UI)を備えているサービスのことだ。動画サービスのためには、専門的なITを理解しなければならず、相当レベルの初期投資費用がかかるため、簡単に接近することができない。

    キム代表は誰でも動画サービスができるように、3つの原則を立てた。まず、ITを知らなくても簡単に使用できなくてはいけない。第二に、世界のどの地域、どの端末でも完全に再生可能でなければならない。第三に、安価でなければならない。これらの原則から誕生したOVPサービスが「コラス(Kollus)」だ。

    キム代表は、会社創立初期からグローバル進出を宣言した。「韓国の20年のベンチャーの歴史において、真の意味でのグローバル企業は多くない。特にB2BのITサービス分野はなおさらだ」。カテノイドは最初からグローバルプレーヤーを目指しコラスを開発した。昨年、日本法人を設立してOVPサービスがすでに成長段階に入った日本市場で技術力を認められたのは、最初からグローバル市場を志向したためだ。カテノイドはヨーロッパ、中国、東南アジア、米国市場にも段階的に進出する計画だ。一方、韓国市場は未開拓の状態だ。海外とは異なり、まだOVPの概念すら確立されていない。

    キム代表は「韓国ではOVPの概念が確立されていない。OVPが市場に与えることのできる価値を作り、動画サービスを事業者に認められることがカテノイドがするべきことだ」と話す。

    去る4月、カテキンノイドはデジタル放送用のソフトウェア企業であるアルティキャスト(alticast)から戦略的株式投資を誘致した。キム代表は「放送用ソリューション業界で世界的な水準を備えるアルティキャストとの協業を通じて、放送と通信を合わせた融合サービスを提供していたい」と意欲を示した。
  • チョ・グァンヒョン研究院 | 入力 2015-06-25 04:23:01