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カカオとKTが銀行業に進出…23年ぶりに新規銀行認可

◆ インターネット銀行、2カ所誕生 ◆ 

    • < インターネット専門銀行予備認可コンソーシアム >

    カカオとKTが銀行業に進出する。金融委員会は29日、インターネット銀行(以下、ネット銀行)の1次予備認可でカカオが主導するカカオバンクと、KTが率いるK-バンクを選定したと明らかにした。 1992年の平和銀行(ピョンファウネン)以後、23年ぶりに初めて新規銀行の認可が下されたわけだ。

    カカオバンクは3900万人に達するカカオトーク事業者を基盤に安定した営業が可能だという点で、予備認可審査の際に高い点数を得た。 K-バンクは様々な株主が参加し、顧客との接点が多いという点を認められた。

    インターパークが主軸になったI-バンクは審査で脱落した。 I-バンクのビジネスモデルである自営業者への貸出中心の営業モデルは持続可能ではないと判断が下されて苦杯を飲んだ。

    来年上半期の本認可手続きを経て、早ければ来年下半期にはカカオバンクとK-バンクなど、ネット銀行が公式にスタートする。これにより、来年から金利が10%台の中金利貸出市場が本格的に開かれることが予想される。

    カカオとKTはビッグデータを活用し、迅速な審査を経て融資するサービスも提供する予定だ。カカオはソーシャルネットワークサービス(SNS)を通じて金融商品を売るなど、様々なサービスを出す計画だ。

    各市中銀行もフィンテック(FinTech)技術を活用した銀行サービスを提供する予定で、既存の金融会社とネット銀行間の競争が触発されると予想される。

    金融委は、ネット銀行の導入で情報通信技術(ICT)と金融の融合を通じた新たな金融サービスが出現し、競争を通じた消費者の利便性が拡大するものと期待している。これとともに、新しいネット銀行のビジネスモデルを開発し、銀行業界の海外進出も可能になるものと見ており、雇用創出にも寄与するものと予想している。ただし、ネット銀行がリスク管理と消費者保護をどのように行うかによって、成功するかどうかが分かれると予想される。

    任鍾龍(イム・ジョンリョン)金融委員長は、「ネット銀行が革新的なビジネスモデルを安定して構築すれば、金融市場内での健全な競争を促進し、金融産業の発展にも寄与するだろう」と明らかにした。
  • 毎日経済_イ・ギョンジン記者/キム・ヒョソン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-11-30 14:15:28