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ソウル市江南の永東大路の下に蚕室野球場30倍の「地下都市」

コエックス~三成駅~現代自動車GBCの超大型商圏 

    • △写真=KTX・GTX・広域バス乗り換えシステムを備えた交通の要衝地として開発されている永東(ヨンドン)大路全景

    江南永東大路の下に大型「地下都市」が作られる。

    特に、三成(サムソン)駅と奉恩寺(ポンウンサ)駅の間の永東大路の下、地下6階施設(延べ床面積16万平方メートル)がコエックス商業モール(16万5000平方メートル)、現代自動車統合新社屋(GBC・9万6000平方メートル)などが続けば、蚕室野球場の30倍、63ビルの2.5倍(42万平方メートル)規模の超大型複合商圏が誕生する見通しだ。ソウル市は2日、このような内容を盛り込んだ「永東大路地下空間統合開発の基本構想」を発表した。

    ソウル市は三成駅~奉恩寺駅の永東大路の地下に総額1兆1691億ウォンを投資して、商業・公共文化施設、統合駅舎、バス乗り換えセンター、都心空港ターミナル、駐車場などを地下6階規模で作るという計画だ。 2021年の竣工を目指し、国内の地下空間開発の歴史上最大の事業だ。地下1階には、COEX商業モールと現代車GBCを連携した商業、旅行、文化・芸術施設などの市民便宜空間が入る。永東大路地下統合開発が完成したら、この一帯がソウルを代表するメガ商圏に変貌するものと期待される。

    仁川・金浦空港をつなぐ空港鉄道、空港バスを利用できる都心空港ターミナルは、COEXから永東大路の地下1~2階に移動する予定だ。永東大路の交通渋滞を緩和し、バス・鉄道の乗り換えを便利にするために、地下2階にはバス乗り換えセンターも予定されている。永東大路と徳黒蘭路(テヘランノ)に中央バス専用車を導入することも検討されており、永東大路を通る市内・広域バス路線が現在の47本から90本以上に増える見通しだ。観光バスの駐車需要などを考慮して大型車中心の駐車スペースを地下3階に確保する計画だ。

    地下3~6階は、統合駅舎として利用される。三成駅には、既存の地下鉄2号線のほかに6本の鉄道路線が追加で計画されている。統合駅舎は、国内で初めて地下最下層まで開かれる方式で建て、自然採光と換気が可能となる。ソウル市都市交通本部長のシン・ヨンモク氏は「統合駅舎が開通すれば、ソウル駅の1日平均利用客32万人の1.3倍の水準である40万人が利用し、バスの乗客まで含めると58万人が利用して永東大路の地下が公共交通機関のハブになるだろう」と見通しした。

    ソウル市は2017年の上半期の国際設計公募で基本・実施設計を進めて、同年12月に着工に入る。事業費は国費4105億ウォン、民資2517億ウォンを充当し、ソウル市が負担する5069億ウォンは現代自動車公共寄与と交通改善対策負担金を充当して財政負担を最小限に抑える。
  • 毎日経済 キム・ギジョン記者 / イム・ヨンシン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-05-02 17:18:01