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ネイバーの李議長、中・小企業リーダーズフォーラムで特講

ラインを通じて多くのヒドゥン・チャンピオンを誕生させる 

    李海珍(イ・ヘヂン)ネイバー理事会議長(47)。メディアはもちろん、内外の公式行事になかなか姿を現わさない「隠遁の経営者」という話を聞いたりもした。そんな彼が25日、中小企業CEOを対象に特別講義を行って関心を集めた。

    中小企業中央会(会長キム・ギムン)がこの日午後、済州島のロッテホテルで開催した「第8回中小企業リーダーズフォーラム」で李議長は、最近の20年間、韓国で純粋に創業を通じて時価総額10位以内に入った会社はネイバーが唯一だ、という話で講演を始めた。

    李海珍議長は、「検索企業ネイバーを創業した者として、検索を通じて情報(コンテンツ)を探している人と情報提供者との連結に一助となることに対し、使命感とやりがいを持っている」とし、「ネイバーにとって中小企業と中小商工人たちは、ともに成長しなければならない非常に重要なパートナー」だと強調した。

    これに続けて、「検索広告は商品を知らせようとする人と、商品を購入しようとする人々をつなぐ重要な情報の一つだが、特に他のマーケティング手段に比べてコストが安くて運用が容易で、中小企業に効率的だと思う」と語った。

    さらに、「中小企業は大企業に比べ、商品を販売する商圏やマーケティング手段が制限的だが、オンラインはそんな限界を超えられるようにする有用な手段」であるとし、「去る2月には中小商工人希望財団も設立されただけに、彼らにオンラインを通じて使用者とうまくつながるように支援する」と付け加えた。

    最近、ネイバーが「路地商圏侵害」問題を引き起こしたことがあっただけに、李議長が中小企業との共生を大切に考えていることを見せる大きな課題だと言える。ネイバーは昨年7月、「相生・公正・グローバル」の同伴成長案を発表して以来、2000億ウォン以上の共存案をまとめた。

    李議長はまた、無料のモバイルサイト作成サービスの「モバイルファーム(MOBILE FARM)」と販売手数料のない商品販売スペースである「ストアファーム(StoreFarm)」、企業用の業務支援サービス「ネイバーワークス(NAVER Works)」を紹介した後、この頃グローバル市場で脚光を浴びているモバイルメッセンジャー「LINE」の誕生と成長過程を紹介した。LINEは日本で「国民メッセンジャー」として通じるほどだ。

    「LINEはリリースされてから3年めで、全世界で4億7000万人以上が使用するグローバルサービスへ成長しました。グローバルに成長しているLINEが、いつか韓国のコンテンツがグローバルに進出することに役立つように願って、オンラインプラットフォームを通じてより多くの‘ヒドゥン・チャンピオン’が登場することを期待します」。

    一方でこの日、キム・ギムン中央会会長はリーダーズフォーラム開幕式でのあいさつで、「いま韓国経済は創造経済・グローバル化・国家改革という話題の下で大きな変化を迎えている」とし、「私たち中小企業も時代の流れに合うように、創造的なアイデアや逆境にめげない起業家精神を蘇らせ、変化と革新を主導し、経済活力の回復を引き出さなくてはならない」と強調した。
  • 毎日経済 _済州=ミン・ソッキ記者/写真提供_中小企業中央会 | (C) mk.co.kr | 入力 2014-06-25 17:34:07