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サムスン電子「ソフトウェアアカデミー」開校

5年間でソフトウェア人材10000人を養成 

    • 10日、「サムスン青年ソフトウェアアカデミー」ソウルキャンパスに入学した教育生が記念撮影をしている。



    「サムスン青年ソフトウェアアカデミー」の入学式が開かれたソウル市江南区のテヘラン路マルチキャンパス教育センター18階の大講堂。 10日、零下の天気にもかかわらず、水色・黒・白のフードティーを着た20代の若者250人の熱気で教室はほかほかした。

    サムスン電子が雇用労働部の後援でソフトウェアの専門家を育成し、青年失業問題の解決に貢献しようと用意した「サムスン青年ソフトウェアアカデミー(Samsung SW Academy For Youth/SSAFY)」の入学式がこの日、ソウル、大田市、光州市や亀尾市など4ヶ所で同時に開かれた。

    サムスン電子はソウルキャンパスの250人を含めて総500人を1期生として選抜し、今後は5年間で計1万人を対象にソフトウェアトレーニングを実施する方針だ。

    サムスン青年ソフトウェアアカデミーは今年10月、案内発表があったときから大学街で話題だった。

    総1年間でソフトウェアの基礎はもちろん個別プロジェクトのトレーニングを無料で受けるうえに、月100万ウォンに達する教育費支援の利点があるからだ。また、優れた卒業生にはサムスンの海外研究所での研修特典が与えられる。このためにサムスン電子が策定した費用だけでも4996億ウォンに達する。このことから、競争率は公開されなかったが、1期生の中のソフトウェア専攻は半分にとどまるほどで、非専攻者のあいだで人気が高かった。

    人気の高いだけに、選抜過程も厳しかった。サムスン電子は書類選考、思考力・推論能力試験のソフトウェア適性診断、インタビューを実施した。チョン・スウォンさん(26、延世大経営学科卒業)は、「非専攻者としてパイソン(Python)とC ++を一人で勉強しながら限界を感じた」とし、「アカデミーで多くの支援と教育を受けられただけに、一生懸命に努力する」と語った。

    特にコーディング教育は実践型で組まれた。現場の開発者が使用している「キットハブ」のような開発ツールと、「コードレビュー」や「ペアプログラミング」方式などが活用される。サムスン電子は準備の過程から、ソフトウェア教育部門では1位に数えられる仏パリのEcole42(エコール42)などをベンチマーキングした。サムスン電子のチェ・ヒョンウン常務は、「これから第4次産業革命の勝敗は、ソフトウェアで分かれるだろう」とし「しかし韓国はまだソフトウェア人材が不足して、今回のプログラムを準備することになった」と説明した。

    この日の入学式に出席したナ・ヨンドン ソウル地方雇用労働庁長は、「ソフトウェアはいまや一つの産業を越えて、全産業にわたる常識として位置づけられている」とし、「このような時代に青年雇用を解決しようと多くの対策が出てきているが、財政支援や短期支援だけでは解決は難しい。その点でサムスン電子のような企業が直接教育訓練を行うという点に対して非常に期待は大きい」と述べた。また、アカデミーの諮問を引き受けたソウル大学コンピュータ工学部のイ・サング教授は、「人材の育成は大学でなければならないが、このような過程を用意してくれことに感謝する」とし、「参加者の皆さんが1年間の集中トレーニングを通じ、すべての産業で最も選びたい人材に生まれ変わる道を選んだだけに激しい1年を送ることを望む」と述べた。
  • 毎日経済_イ・サンドク記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2018-12-10 20:18:27