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韓国経済学会…韓国経済は大恐慌と同様のレベル

    • イ・インシル韓国経済学会新任会長


    ◆ 2019経済学共同学術大会 ◆

    「いまや韓国経済は1930年代、世界経済に大恐慌が近づいた時と同様のレベルの困難を抱えている。しかし、政府はこのような厳しい状況の現実認識がまだ正しくなされていないようだ」。

    14日、韓国経済学会が主催した「2019経済学共同学術大会」で新任学会長として就任したイ・インシル西江大学経済大学院教授(写真)は、毎日経済とのインタビューで「現在の韓国経済が直面している困難について、これまで以上に厳しく対処しなければならない」と強調した。イ・インシル教授は、「現在の時代は転換期をこえて、急激なパラダイムシフトを迎えている」とし、「特に韓国経済は米・中の覇権競争の持続、これまでにない人口の高齢化、史上最大の家計負債に至るまで、対内外的な危機状況」だと診断した。

    イ・インシル教授は、「政府は言葉では現在の経済状況を厳重に見ている」とし、「しかし経済学者として政府政策の行間を読んでみると、以前の政府とは異なるケースはないように見える」と述べた。イ教授は「雇用政府を掲げているが、雇用政策を見ても10年前とは異なるケースが一つもない」と批判した。

    特に規制緩和を通じた革新成長を前面に押し出しているが、成果が表れていない点をイ教授は指摘した。イ教授は「新しいパラダイムに合った新たな経済の場を整えるために、一部既得権の損害は避けられない」とし、「政府が積極的にこれらを説得する姿を見せなければならない」と言う。イ・インシル教授は「タクシーなどの共有経済であれ労組の問題であれ、すべて同じ脈絡」だとし、「これらを説得できなければ、いっしょに沈潜する道へ入るしかない」と警告した。イ教授は、「技術革新を通じて生産性を向上することだけが韓国経済が生きていく道」だとし、「政府が真正性のある経済革新の姿を見せられずで残念だ」と付け加えた。
  • 毎日経済_ヨン・ギュウク記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2019-02-14 17:55:25