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凍りついた半導体...サムスンとハイニックス、供給調節を検討


    サムスン電子などのメモリ半導体メーカーが大規模な取引先に製品を供給するときに適用されるDRAMの固定価格が5ドル以下に下がるなど、半導体市場が引き続き冷え込んている。データサーバを中心に半導体需要は存続するだろうという期待感があるが、情報技術(IT)の景気減速で半導体全体の需要が生き返るためには限界が大きいという分析だ。

    29日の金融投資業界によると、半導体価格の下落で主要半導体メーカーの業績見通しは引き続き下方調整されている。先にサムスン電子は26日に異例の実績下方見通しを出し、「アーニングショック」を予告した。

    SKハイニックスもメモリー半導体需要の減少や製品価格の下落幅の拡大で、業績不振は避けられないと予想される。昨年に忠清北道の清州に新たに竣工したM15ラインだけでなく、既存のラインが製造コストのレベルに下がった状況でNAND型フラッシュメモリの価格下落が続く場合、NANDフラッシュメモリ部門の赤字幅が拡大することがありうる。金融投資業界の関係者は、「半導体価格の回復の信号がまだ検出されていない」とし、「SKハイニックスの場合、第1四半期の営業利益が2016年の第4四半期以降の9四半期ぶりに2兆ウォンの下に下がるだろう」と予想した。

    一部では半導体市況は下半期に入ってもなかなか好転しないだろうという暗鬱な展望を出している。27日、市場調査会社であるIHSマークィットは「DRAM市場の低迷は、来る第3四半期まで続くだろう」とし、「これによって今年のDRAM市場は前年比22%減の770億ドルにとどまるだろう」と予想した。

    一昨年から昨年まで続いた好況の後遺症が発生しているものと分析される。このことから各半導体メーカーは短期的に供給量を調節し、需要の回復を待つという計画を立てている。まず、米国のマイクロン社がDRAMとNAND型フラッシュを5%ずつ減算すると発表し、サムスン電子とSKハイニックスも設備投資を保守的に進めるように供給量を調整する計画であることが伝えられた。
  • 毎日経済_イ・サンドク記者/ヨン・ファンヂン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2019-03-29 19:38:11