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韓国製テレビとコンソールゲーム機の「熱い関係」

    • ゲーム機の出荷とテレビ出荷量の変化


    コンソールゲーム機市場内の二大軸である日ソニーと米マイクロソフトがそれぞれ次世代機器をリリースしながら、来年のテレビ市場の成長がさらにはずみを受けるだろうという分析が出た。今年はコロナのために在宅時間が増加して大幅な成長を記録しているテレビ市場だが、来年はコンソールゲーム機の需要が牽引するだろうとの見通しだ。

    21日の情報技術(IT)業界によると最近、IT市場調査機関のOmdia(オムディア)は「ゲームコンソールとテレビの出荷量」という報告書で、来年の主要国(北米や西欧と日本)でテレビの出荷量の増加がはずみを受けるだろうと展望した。先月、ソニーとマイクロソフトはそれぞれ「プレイステーション(PS)5」と「Xボックス(Xbox)シリーズX」の新製品を出荷している。

    報告書によると、過去15年のあいだに年間でのゲームコンソールの販売量が増加した年度のうちで一回を除いて、まい年主要国のテレビ出荷量も増加した。来年はコンソールゲーム機の普及が拡大し、テレビの販売量も有意に増加傾向を見せるだろうという展望だ。

    報告書は「グローバルコンソール市場でPSとXboxシリーズ販売の75%以上を占める北米とヨーロッパおよび日本で、過去15年間に見せたパターンが今年と来年にも現れる可能性が高い」と展望した。

    この15年間、コンソールゲーム機の販売量が前年比で増加したのは6回だ。特に2014年にはコンソールゲーム機の販売台数が前年比で32%増加し、それまでの3年間は減少を記録したテレビ販売量も、増加傾向(5%上昇)に切り替わった。

    このことからLG電子とサムスン電子は新規ゲームコンソールを購入した消費者を攻略するために、特化したテレビ製品の販売に注力している。

    特にLG電子のOLEDテレビは画質はもちろん、ゲームパフォーマンスでは海外の有力メディアから最高のゲームテレビとして認められた。バックライトなしで画素一つ一つが自ら光を出し、画質はもちろん、LCDテレビよりも優れた応答速度などを備えており、次世代ゲームを没入感たっぷりに楽しむには最適のテレビだという評価だ。

    またLG電子製OLEDテレビは最近、米国の経済専門誌フォーブスが選定した「今年最高のゲームテレビ」の5モデルのうちで3モデルを占めた。総合評価の結果「2020最高のゲームテレビ」に上がった65型「LGオーレッドテレビ(CX)」をはじめ、「LGシグネチャオーレッド8K(77ZX)」と48型「LGオーレッドテレビ」(48CX)は、それぞれ「最高の8Kゲームテレビ」「モニター用最高のゲームテレビ」に選ばれた。

    サムスン電子は、2020年型QLED 8K テレビにコンソールゲーム機を接続するとゲームモードに自動的に切り替わり、ゲームに最適化された画面とサウンドなどを提供する「リアルゲーム・エンハンサー」機能を搭載した。さらにゲームのマルチビュー、ゲームモーションプラスの機能などを備えているという説明だ。
  • 毎日経済_パク・チェヨン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2020-12-21 19:30:22