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「廃プラを資源に」…韓、精油企業などが事業化に乗り出す

  • 廃プラスチックのリサイクルが、石油化学企業の中核モデルとして成長している。環境汚染の主犯という烙印を押されたプラスチックをリサイクルして環境と社会的価値に応え、同時にビジネスモデルとして育てるという布石だ。これまで北米と欧州などの西欧圏で重要なトレンドとしてあげられてきた環境は、現在は国内でも「なくてはならない」価値として定着し、精油・石油化学・繊維メーカーなどが積極的な変身に乗り出している。

    SK総合化学は27日、廃プラスチックのリサイクルのために、米国の熱分解油の製造技術の専門企業である米「ブライトマーク」社と国内初で商用化・設備投資のための了解覚書を締結したと明らかにした。

    ブライトマークは廃プラスチックや廃ビニールなどの廃資源から、再生燃料や天然ガスなどを生産する企業だ。熱分解油の製造技術とは、廃棄資源を熱分解してナフサを抜き取り、再び石油化学原料として使用する技術だ。 SK総合化学はブライトマークの熱分解油の製造技術で、廃プラスチックを再新しいプラスチック製品として生産するという計画だ。SK総合化学の羅京守(ナ・ギョンス)社長は、「環境に優しい廃プラスチックの循環システムを構築し、KグリーンおよびESG経営を拡大していくつもり」だと明らかにした。

    GSカルテックス(社長ホ・セホン)は27日、アモーレパシフィックのプラスチック製空瓶のリサイクルのための業務協約を締結した。 GSカルテックスはアモーレパシフィックのプラスチック製空瓶100トンを親環境複合樹脂にでリサイクルし、これを化粧品容器などに再使用する。アモーレパシフィックの製品適用率は、今年の20%から2025年には50%まで引き上げる目標だ。複合樹脂は化粧品容器や自動車部品などの原材料として使用される機能性プラスチックで、国内の製油会社のGSカルテックスのみ生産している。年間生産量は2万5000トンだ。

    暁星TNC(会長チョ・ヒョンジュン)は、親環境再活用繊維の「リジェン(Regen)」のリサイクルプロジェクトを拡大する。暁星TNCはソウル市と各自治区(矜川区・永登浦区・江南区)と、透明廃棄ペットボトルを分別して親環境繊維として再生する「リジェンソウル」プロジェクトに関する覚書を28日に締結した。暁星TNCとソウル市は今年の上半期まで、第一次として100トンのリジェンソウルを生産するという目標だ。
  • 毎日経済_イ・ユンジェ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2021-01-28 17:08:11