ハングル：감나빗

ハングル発音：カムナビッ

意味：横にそれる

解説：

「横にそれる（빗나감、ピッナガム）」という意味。ピッナガムを語尾から読むと「カムナビッ」になる。

XCOMというゲームがある。

プレイヤーが秘密組織「X-COM」を運営しながら侵攻してきた宇宙人と戦う戦略ゲームだ。多少独特な特性を持っている。戦略だけ上手く立てたり、戦いだけ上手だったりしても勝てないゲーム。運もついてないといけない。命中率が99%なら他のゲームでは無条件に敵を殺傷できるが、確率が基になるこのゲームでは弾丸が外れる時もある。1%の確率でだ。確率の表記方式が四捨五入なので命中率が100%でも外れる時もある。

逆に宇宙人の攻撃に当たる確率が1%という極めて低い状況でも、撃たれて死ぬケースも生じる。

プレイヤーがこんな目に遭ったら、びっくりするだろう。100%命中と言っておいて外れるなんて。1%の確率で死んでしまうなんて。

こんなことがありえるだろうか？

プレイヤーは銃を撃ちながらも祈らなければならない。
どうか！！！

プレイヤーが撃ったのが命中したかどうかを知らせてくれる単語がウィンドウに浮かび始める。初期テキストのウィンドウには、後ろにある文字から浮かび始めていた。

！
ガム！
ナガム！
ピッナガム！

こんなふうにだ。
そのため、プレイヤーたちの絶望感はさらに大きくなりHPも減る。

それでXCOMのプレイヤーたちが「ピッナガム」を「カムナビッ」と使い始めた。元はと言えば、コンピューターのウィンドウが先に使ったわけだ。

以後、他のゲームでもこの単語を借用し、たまにコンピューターゲーム以外の格闘技にも使われている。