ハングル：빛삭

ハングル発音：ピッサク

意味：「빛의 속도로 빠르게 삭제（光の速さで速く削除）」を短くした言葉。광삭（クァンサク / 光削）とも呼ばれる。国立国語院が2014年に新語に選定した単語。

解説：一時、日本のAV女優の羽田あいの恋人だった歌手KUSH（本名キム・ビョンフン）が去る7月11日、女性とキスする写真をインスタグラムに上げたが、ピッサクする出来事があった。まさに下の写真だ。

光の速度で速く消去はしたが、痕跡が残った。このような写真を見たら、大ファンでなくても保存したいという気がするのに消されない痕跡だろう。ネチズン捜査隊が活動を開始し、写真の中の女性が少女時代のユリの従妹であるモデルのビビアン（チャ・ヒョンジョン）という主張が出てきた。証拠写真まであるためどうするだろうか。しばらくして2人は熱愛中であることを公式に認めた。

ピッサクは、自ら削除する行為だ。他人の写真や動画、文章を無断で使用し、制裁に遭い、強制的に退出させられる場合には、ピッサクというよりは「잘린다（チャルリンダ）切られる」と使う方が一般的だ。

そうならば、ピッサクする理由は一体何だろうか？ ピッサクする写真をなぜSNSに上げるのだろうか？

他人の写真を無断使用し、ややもすると法的問題に飛び火することをはばかり、速く消した場合ならば、簡単だ。しかし、本人の写真や日記ならば、物議に上がるほどの内容であることを知っているはずなのに、すぐに消す写真を上げる心理が気になったりもする。芸能人の場合には、分秒単位で自身の近況を知りたいという本物のファンのためのサービスだという分析もある。本当に興味のあるファンだけが軽く見て、インターネット上のあちこちに広がるのは防ぐという意図が敷かれているということだ。

ミスしたふり、わざと噂を流そうとする目的だという分析もある。もし相手がそのような写真をなぜ上げたのかと聞けば、「私がうっかりミスであげたが、5分後に消した」と言い訳することもあって。ミスなのか？ 意図された行動なのか？ ピッサクに敷かれた背景を問い詰める楽しみもある。