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新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
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  • タイトル
    フクトン:흙턴
  • 解説
    ハングル:흙턴

    ハングル発音:フクトン

    意味:흙(土)+인턴(インターン)の合成語。雑務や単純な仕事を繰り返す労働をするインターン。人脈がなければ席を得られない금턴(クムトン / 金のインターン)の反対語だ。

    解説:韓国社会の階層を象徴する言葉でスプーン論が登場して久しい。家庭の背景や経済力によって決まる金のスプーン、銀のスプーン、土のスプーン。

    スプーン論は、韓国の青年たちが就職するためのスペック積むのに必須コースとして登場したインターンに拡張された。

    上記の表から分かるように、就業をするにはインターンがほぼ必須コースだが、人脈がなければいくら努力しても良いところに席を得るのが難しい。だから出てきたのがクムトン(金のインターン)、ウントン(銀のインターン)、フクトン(土のインターン)だ。

    金のインターンはバックが必要な席だ。国外議員室や有名な法律事務所、金融機関をはじめとする非公開で採用する少数のインターン席、成績が良くても紹介してくれる人がいないなら、「対岸の火事」だ。「私の席ではない」と早目に諦めなければならない。

    銀のインターンは、労働に対する正当な対価が保証されている席だ。少なくとも最低賃金水準は保証されるわけだが、外資系企業や公企業が含まれる。

    中小IT企業やサービス業で選ぶインターンは、土のインターンに分類される可能性が高い。正社員と同じように仕事をするが、手に得る賃金は最低賃金にも到底満たないだろう。やっと交通費にでもなるかか? 給与水準について問いただせば、「お前、金を稼ぎにきたのか?」と露骨に情熱ペイを強制されたりする。

    中小のホテルに2カ月間働いていた女子学生は、レストランでサービスをして食器を磨いて、経理部署で計算書を入力して、人事部署で雑用をするなどと、勤務強度は正社員よりもはるかに強かったが、1カ月に20万ウォンを受けとったという。就職をするには、インターンのキャリアを積まなければならないため、しぶしぶ土のインターンでもするのだ。

    土のインターンを終えれば、企業の人事部署で分かってくれるだろうか?
    そうでないから、より悔しい。
    「ホテルで6カ月間インターンをした? 何の仕事をしましたか?」
    「食器を磨いて、皿を運んで、そしてお客様の世話もしました」
    「そうですか?」
    良い経験をしたと認めてくれるだろうか?