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新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
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  • タイトル
    ケシミン:깨시민
  • 解説
    ハングル:깨시민

    ハングル発音:ケシミン

    意味:目を覚ましているの市民

    解説:目を覚ましているの市民(깨어 있는 시민)を短くした言葉。論客として活動中のユ・シミンとは関係ない。

    盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領が2008年に青瓦台のブリーフィングで、「目を覚ましている市民の団結した力がまさに民主主義の砦であり、私たちの未来です」と語った言葉に由来する。

    盧武鉉元大統領はこの言葉の前から目を覚ましている市民という言葉を頻繁に使用し、2007年6月の「ノサモ(盧武鉉を愛する会)」のお祝いメッセージにもこの言葉が出てくる。死亡後に発刊された自伝『運命だ』にも似たような趣旨の言葉がよく登場し、烽下(ポンハ)村の彼の記念碑にも「民主主義の最後の砦は目を覚ましている市民の組織された力」という文句が刻まれている。

    この言葉が流行しはじめたのは2009年。彼が死んだ後に追悼する人々の使命感を示す言葉としてTwitterなどを通じて広まっていった。 「目を覚ましている市民」が「ケシミン」という略語として登場した時期は2011年頃と推定され、2012年から爆発的に使用量が増える。

    選民だと誇りを持って使われた言葉だったが、その後、彼らを嘲笑する言葉としても使用され始めた。

    親盧(盧武鉉派)の陣営のケシミンを保守陣営が悪く考えるのは当然のこと。凡野党の陣営でも親盧陣営と性向が異なる勢力にとっても「ケシミン」は嬉しい存在ではなかった。

    2012年の18代大統領選挙ではアン・チョルスを支持していた作家コ・ジョンソクが親盧勢力に批判的なツイートをするたびに、「目を覚ましている市民」と書かれた人がぞんざいな言葉と悪口を頻繁に使うと、「目を覚ましている市民は目を覚ましていないで、少しは眠れ」と言及した。

    コ・ジョンソクは「ケシミン」という言葉と一緒に親盧勢力を批判したり皮肉、嘲笑するツイートをよく投稿して、短い期間にTwitterのスターダムにのし上がった。旺盛に作品活動をしていた時期よりも人気が高かったほどだが、しかし後に矛盾した言動やずさんなツイート、国際アムネスティ韓国支部理事長まで務めたコ・ウンテ教授のセクハラ事件当時は被害女性が過去に書いた文章を拡散しながら2次被害を加えたという非難を受けて、自分を批判する人々をことごとく「ケシミン」として片付ける姿を見せて、今では影響力がほとんどなくなった状態だ。

    それでもケシミンはまだ進歩陣営、特に親盧勢力を嘲笑する言葉としてよく使われる。