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新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
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  • タイトル
    ケボン(キャラクター崩壊):캐붕
  • 解説
    ハングル:캐붕

    ハングル発音:ケボン

    意味:キャラ崩壊

    解説:キャラクター崩壊(캐릭터 붕괴)を短くした言葉だ。創作物で特定のキャラクターがそれまでに維持されてきた性格と全く異なる行動をとった場合を意味する。このような行動をすることになる状況設定や感情変化が起きた説明が不十分な場合にケボン(캐붕)が発生する。

    作品を書くとき作家は登場人物の性格や行動などをあらかじめ大まかに決めておく。主人公はほとんど善良で、悪党は嘘の涙をよく見せるといったものだ。

    性格と外見も少しは調和をなさなくてはいけない。もちろん熊のような外見でも怖がりといった設定も面白いだろう。

    とにかく、最初に設定したキャラクターが変わってはいけないということだ。何かあるとすぐに人に暴力を振るい社員を奴隷のように使っていた社長が突然全社員にボーナスをくれてしまっては困る。

    ところで、作品が長くなるとキャラクターを終始一貫維持するのも難しくなる。現実で人間も生きていると性格が変わるのだから、小説やアニメの主人公だからと変化してはいけない法はない。ただし、変化に納得できる理由が必要だ。理由もなく善良だった人が悪党になって、悪党が奉仕活動の先頭に立ったら読者たちは納得できない。

    こんなときにキャラクター崩壊が起きる。

    読者、視聴者が驚くキャラクター崩壊が起こる理由はなんだろうか。

    大きく3つの理由がある。
    1. 作家がキャラクターの設定を最初からしっかりと作っていなかった。
    2. ストーリーが無理矢理展開されて、キャラクターの既存の属性を変えざるを得なかった。(漫画や小説をドラマや映画にするときにこのような現象が発生する)
    3. 視聴率が低くて上の指示によりキャラクターの変化が不可避となった。(ケボンを防ぐために交通事故、幼いころに離れ離れになった肉親の登場などの無理な設定が動員される)