ハングル： 텐프로

ハングルの発音：テンプロ

意味： 韓国の最高級風俗店

解説：

韓国の最高級風俗店。ソウルの江南（カンナム）に15~20個程度あるというが、詳しい数値は分からない。不景気で2013年以後、テンプロは本当に10個くらいだけ残っているとも言われている。

テンプロ（10%）という名前が付いた理由は2つの説明がある。
1.韓国上位10%の美貌を持っている女性がいる業者。
2.女性が受ける花代の中でマネジャーが取っていく手数料が10%の業者。

一瞬、1番と考える人が多いが正解は2番だ。テンプロに若干遅れをとった風俗店をチョムオと言うが手数料を15%取るという意味で付けられた名前だ。

テンプロで仕事をする女性の容貌は韓国上位10%ではなくて、1%に属すると見ても過言ではない。適当な芸能人がテンプロに来て美貌を誇った場合は、笑いの対象になるそうだ。

美貌だけではない。お客さんを接待する時は愛嬌を振舞うよりは気高い態度を取るそうだ。だからと言ってお酒を飲み終わるまでお客さんの側にいるわけでもない。長くても15分程度、自分のそばにだけ座らせておくには、ものすごい大金を払わなければならない。

そうした点に魅力を感じて金持ちがテンプロを訪ねるそうだ。

正統のテンプロ業者の女性は、2次と言われる売春は一切しないそうだ。それにも関わらず、月収2000万ウォン程度は普通で、最も人気だったエースは月5000万ウォンを儲けたりもするそうだ。収入だけで比べると芸能人に劣らないほどだ。

しかしテンプロ従事者の中でお金を貯めて繁華街を離れる人は見つけにくい。

儲けがいいので金遣いが荒いせいでもあるが、賭博、麻薬、ホストバーに出入りして儲けると同時にお金を使ってしまうそうだ。業者で捕まえておこうと整形手術を要求したり、ブランドの服を買えとマダムがそそのかしたりもする。

テンプロで2年ほど仕事した経験があるという女性がある雑誌とのインタビューで「残ったのはブランドのカバンとヒール、ハンドバッグだけだ」と嘆いたこともある。