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新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
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  • タイトル
    ティクルモアモンジ:티끌 모아 먼지
  • 解説
    ハングル:티끌 모아 먼지

    ハングル発音:ティクルモアモンジ

    意味:塵を集めてもほこりしか残らない

    解説:

    「塵を集めてもほこりしか残らない」という希望を失った青年世代の自嘲的な言葉。対策もなく高騰する住宅価格に絶望したことから由来したものだ。

    塵も積もれば山となる、塵が集まって泰山、積小成大。

    「千里の道も一歩より」と言うように何か一度に成し遂げようと焦らず一歩一歩進んでいけばいいという祖先たちの教えだ。

    その通りだ。

    古代の7大不可思議であったギザの大ピラミッドも、これに劣らない中国の万里の長城も石を削ってレンガ一枚を作るところから始まったはずだと思う。

    急にお金が必要になったが財布にはお金がないし銀行に行くのも面倒くさいし家の中をくまなく探したところ、あちこちから出てくる小銭がちょうど必要なだけ集まったと言って「塵も積もれば山となる」を実現させた経験がある方も少なくないだろう。

    「塵も積もれば山となる」は節約の美徳を強調する財テクだけに使われるわけではない。

    送電線や地下鉄、工場の機械から絶えず出てくる電磁ノイズを集め、日常に必要な電気エネルギーに変える技術も「塵も積もれば山となる」奇跡だ。

    このような事例を次々と並べても高騰する住宅価格に落胆した若者たちの心を癒すことはできない。

    いくら節約して集めても跳ね上がる住宅価格にマイホーム購入の夢は遠くに逃げてしまい、集めても家賃やチョンセ (伝貰:賃貸契約時にまとまった保証金を払うことで、月々の家賃を支払う必要がないというシステム)の価格も上がるため、とても足りないという絶望感を感じるだけだ。

    ティクルモアモンジ(塵を集めてもほこりしか残らない)
    これを自覚した人々は株式市場に仮想通貨の世界に身を投じる。