ハングル：직주근접

ハングル発音：チクジュクンジョプ

意味：職場の近くに住むこと

解説：

職住近接（チクジュクンジョプ）。
ソウルはニューヨーク、ロンドン、パリなど、世界の他の都市に比べて明らかな違いがある。
繁華街と住居地、つまり都心が明確ではないという点だ。

もちろん、ニューヨークやロンドンの都心にも超豪華マンションがあるが、ソウルのマンションとは比べものにならない。
ソウルの江南（カンナム）の住宅価格は、高いところでは世界的に指折り数えられるほどだが、住居地から車でわずか10分で、オフィス、ショッピングセンター、遊興街が広がっている。

江南だけではない。
光化門（クァンファムン）、汝矣島（ヨイド）、永登浦（ヨンドゥンポ）、清凉里（チョンニャンニ）、どこへ行っても住居地のすぐ隣に繁華街がついていることは同じだ。

「チクジュクンジョプ」が訳もなく使われ始めた言葉ではない。

望みさえあれば、そしてお金さえあれば職場近くのとても高い住宅を探せる。
住宅価格が200万ドルを優に超えてもプールやこぢんまりとした庭園を期待することはできないが苦労してそんなものは望まない、というのがソウルの住宅所有者の考えだろう。

チクジュクンジョプ

車ではなく歩いて10分以内の所に住宅を買うなら、すごく楽なんだ。交通渋滞や通勤の時のストレスは、ただ他人事のように思える。

体がうずうずするならお昼の時間を作って家に帰ってシャワーを浴びることもできる。
退勤して買い物して家に着くまで30分。
このような人生がまさにウォラベル（Work life balance、仕事とプライベートの両立）ではないだろうか？