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新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
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  • タイトル
    マドンナ:마돈나
  • 解説
    ハングル:마돈나

    ハングル発音:マドンナ

    意味:おとなしく飲んで酔っぱらう前に計算して店を出る

    解説:

    「飲もう!お金を払って!出て行こう!」の略語。

    POPの女王、マドンナは挑発的な歌手だ。

    初めてビルボードシングルTOP10に入った「Borderline」のミュージックビデオで、その当時タブーだった人種間の愛を歌い「Like a Virgin」では性について憚りなく話す。ヌード集『SEX』まで撮って発刊した。

    彼女はアメリカの宗教的右派が試みた検閲で勝利した女神だった。

    マドンナの名前から借用した新造語「マドンナ」には挑発的な雰囲気が全くない。「おとなしく飲んで酔っぱらう前に計算して出よう」という言葉には飲み代は公平に分担しようというニュアンスも込められている。

    裕福な人が払って「酒よ!お前が死ぬか、俺が死ぬかやってみよう」という昔の韓国人の飲酒文化とは違う。

    ところが「飲んで死のう!」よりも危険なのがホンスル(1人で酒を飲むこと)だ。

    1人で焼酎の杯を空にしながら、孤立感と憂鬱さ、絶望感をつまみにしてしまう。大勢で集まって「飲んで死のう」と叫ぶ時も、どこかでブレーキが働くが、ホンスルにはアクセルがあるだけでブレーキはない。故障したのではなく全くない。

    一方では「マドンナ」といいながら気をつけてお酒を飲み、一方ではホンスルでうつ病を育てる対照的な姿が韓国の飲酒文化になってしまう感じだ。

    新型コロナウイルスが進化すれば以前の飲酒文化に戻るだろうか?