ハングル：후반작업

ハングル発音：フバンジャクオプ、フバンチャゴプ

意味：映画制作における、撮影後の作業のこと

解説：後半作業。英語では、post production。撮影が終わった後に行われる生産作業をまとめて指す用語だ。映画の編集や映像編集、サウンドトラック（効果音を含む）の編集、サウンドトラック音楽の録音、視覚的な特殊効果の追加、色調整、ビデオやデータに転送する作業までを含む。

後半と書かれているため、作業量がどの程度なのか分かるだろう。半分だ。

映画やドラマの台本（シナリオ）を書いて、演技者をキャスティングして、撮影場所を探して、衣装やメイクを担当する人を選んで、映画やドラマに資金を出す人を集めて、最終的に撮影をすることになるが、撮影が終わったからと、映画やドラマが完成するのではないという意味だ。

後半作業は映画やドラマの作品の種類、制作者や監督の性格や好み、ときには市場の状況に影響を受ける。

後半作業の中で最も代表的な編集だけをとっても、編集技術者の結果物に不満がある場合には監督が直接ハサミを持って登場することもある、おそらくそのため監督版が別途存在するのだろう。

韓国でそれなりに人気を呼んだ『内部者たち』という映画は、監督版の上映時間が一般映画より1時間も長い。『ラスト、コーション』など、一部の映画の場合には検閲で削除された内容を盛り込んだ作品が監督版とし出回ったりするが、芸術性を理解できない審議官に対する不満の現れなのかもしれない。

後半作業の途中に撮影をやり直す場合もある。俳優の演技が目に余る状態でも、ストーリー上、必要であれば、撮影を再び行わなくてはいけない。

映画『恋愛の目的』は試写会をしながら、それぞれ別のシーンを入れた映画を2つのグループに分けて見せて、良い評価を受けた側をスクリーンに上げたそうだ。