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タイトルテンジャンニョ: 된장녀
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解説ハングル:된장녀
ハングル発音:テンジャンニョ
意味:西洋文化に憧れており、経済的な能力が無いにも関わらず、贅沢な消費を好む女性
解説:ブランド物に見える服を着て、顔もきれいな女性が地下鉄に乗る。人がごった返す駅のホームに電車が止まり、おばあさん一人が乗ろうとしてその女性とぶつかる。女性はかっと腹を立てておばあさんを押す。
地下鉄で発生したエピソードは、すぐにインターネットに広がる。 「地下鉄のテンジャンニョの話」というタイトルで。
テンジャンニョは輸入ブランドや外国文化を追う見栄っ張りな女性を意味する。しかし、ブランドを持っているからといって皆がテンジャンニョではない。財閥2世がブランドを好んで着るからといってテンジャンニョ扱いされることはない。
ブランドを買う能力が十分なのはもちろん、地下鉄に乗らないので他人の目に留まる心配もない。そして、気立てのいい性格ならテンジャンニョといわれもしない。おばあさんとぶつかった後、おばあさんを先に気遣う心が先立ったなら「きれいな女性、心もきれいだ」と褒められるだろう。
テンジャンニョは違う。能力がないのに良いものだけは知っており、どうにかして手に入れようとする女性だ。お金のない女性がブランドで全身を固めてるとなると、誰かが周囲で被害を被る人がいる。父親や兄、もしくはボーイフレンドかもしれない。彼女にとって男性は、自分の虚栄心を満たすための金稼ぎのような存在で、自分は彼らのお金をむやみに使ってもよいと考えている。
また、別のテンジャンニョの特徴のひとつとして挙げられるのは、西洋の文化を高く評価するかわりに、韓国の土俗的な文化を卑下する事大主義に陥っているという点だ。
そんな彼女を見て「そんなあなただってテンジャンじゃないの?」とあざ笑うことから始まったという説が有力だ。
テンジャン(味噌)は韓国の土俗的な食べ物だ。
ブランドが好きだといってもお金の問題を自ら解決しようとする女性は「サムジャンニョ」と呼ぶ。
サムジャンは、様々な薬味を加えた味噌で、通常、野菜に包んで食べる時につけて食べる。
最近では男性に過度に依存し、お金を目的に異性と付き合い、身分に合わない贅沢な暮らしをする女性をキムチニョと呼ぶこともある。キムチニョは常識に反する行動をやたらと乱発するのはテンジャンニョと同じだが、文化事大主義という面では若干異なる。
- Lim, Chul | 入力 2014-05-16 13:39:14.240000000
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