ハングル：홈트

ハングル発音：ホムトゥ

意味：홈（ホーム / Home）＋트레이닝（トレーニング / training）の合成語。英語で成った新造語。簡単に言うと、家でする運動だ。米国でも自宅でする運動をHome-tと書くのか気になる。

解説：トレーニングの種類は非常に多い。
まず、認知症予防の頭脳トレーニングがあるだろうし、ゴルフ選手や野球、バスケットボール選手がショットや打撃、シュートをする前にボールが飛んでいく軌跡を描いてみるイメージトレーニングもある。

実力は良いが、ゲームだけ出れば己の実力も発揮できない選手たちは、おそらくメンタルトレーニングが必要になるだろう。アイドルグループでデビューしようとする練習生なら、厳しいボーカルトレーニングを受けなければならないだろう。

しかし、ホムトゥが指すトレーニングはウェイトトレーニングだ。一般的に無酸素運動という。

事実、呼吸運動だけをきちんとすれば、健康にとてもいいが、酸素呼吸をする呼吸運動が実は無酸素運動よりもはるかに難しいのだ。簡単なウエイトトレーニングは教えを受けなくても、本やインターネットから得た情報で1人で十分行うことができる。しかし、腹式呼吸は専門家の指導が必要だ。

武侠誌を見ると、無理に修練をして走火入魔（錬功中に気の流れが乱れ、狂乱状態、精神錯乱を起こしてしまうこと）に陥るというが、ややもすると1人で無理に呼吸法を身につけようとしては、気血が詰まる可能性がある。

そのため有酸素運動よりも無酸素運動で筋肉を作り、腹に王字を描くことが賢明だろう。

フィットネスクラブに通わず、自宅で1人でトレーニングをすることは手強い。まず、定期的に運動することも容易ではなく、運動をしながらも少し疲れれば、テレビに目を移しやすい。催促する人もおらず、適当にサボるといって睨みをきかす視線もないため、気ままにするようになるだろう。

定期的に運動できるなら、家庭で運動するために特別な器具も必要ない。

ランニングや腕立て伏せ、逆立ち、腹筋運動、スクワット、懸垂、ダンベル、この程度なら十分だろう。実際、30年以上前にはみんなこのように運動をしたのだ。

この運動を息が切れるまでこなせるのなら、ホームトレーニングを通じて筋肉だけを育てるのではなく、根気も忍耐も生まれ、成就欲も一緒に付いて来るだろう。

丁酉年新年にホムトゥをしてみる覚悟ができているだろうか？

新年、新たな気持ちでホムトゥを始めてみるのはどうだろうか。