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新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
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  • タイトル
    コンジュンセン(公務員試験準備生):공준생
  • 解説
    ハングル:공준생

    ハングル発音:コンジュンセン

    意味:公務員試験準備生を短くした言葉、公務員や公共機関に就職するために準備している人

    解説:1980年代までは公務員試験を準備して勉強していると話したら、判事や検事になる司法試験や高位公務員(5級)になる行政考試の勉強をしているのだろうと、こう考えたはずだ。4年制の大学を卒業したひとが、末端の公務員(9級)試験を受けようなどとは思いもしなかったものだ。

    韓国の公務員の職級は1級から9級で分けられている。9級(書記補、最下位) - 8級(書記) - 7級(主事補) - 6級(主事) - 5級(事務官)-4級(書記官)-3級(副理事官)-2級(理事官) - 1級(管理官)。9級から公職生活を初めて、5級がほぼマジノ線となり、事務官で定年退職をしたなら成功した公職生活だと言われる。

    しかし、世の中は変わった。

    韓国で自他ともに認めるトップクラスのソウル大の卒業生のなかでも9級公務員試験を準備する人がいるくらいだからだ。そのなかには、まずは安定した職場から確保して、さらに熱心に勉強をして7級や5級の公務員、または司法試験に挑戦する計画表を作る人もいるだろう。

    現在、公務員や公共機関の就職を準備しているコンジュンセンは23万人程度、今年の大学卒業生のほぼ半分に迫る。ものすごい数だ。

    誰もが公務員になろうとするため、公務員になることは非常に難しい。たくさんの人の中から選抜するため、弁別力を高めるために試験も難しくなり、以前には少し頭のいい大学卒業生は実力の半分ほどだけ勉強したら9級程度は簡単だと言われていたのに、最近ではめったにそんなことは言われない。

    下位の公務員試験に何度も落ちて、二浪、三浪するコンジュンセンも多いという話だ。熱心に勉強して「今度こそは」と覚悟を決めたのに落ちたときが最もつらいというが、そのような忍苦の月日をほとんどのコンジュンセンは味わわなくてはならない。