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新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
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  • タイトル
    ピョトゥリ:표투리
  • 解説
    ハングル:표투리

    ハングル発音:ピョトゥリ

    意味:方言と標準語が混ざっている話し方

    解説:標準語(표준어) と方言(사투리)を合わせた言葉。

    ソウルの言葉にはない声調が慶尚道の方言には今でも残っている。そのため、慶尚道の人たちが集まって話をしていると、まるで中国語や日本語のように聞こえたりもする。

    こんなユーモアまである。

    ソウルに来た慶尚道の青年数人が地下鉄に乗りながら話をしていたら、周辺の人たちには何を話しているのか聞き取れないうえに、うるさくて我慢ができないほどになった。

    乗客の一人が勇気を出して「ちょっと静かにしてください」と注意したそうだ。

    すると慶尚道の青年の一人が口答えをした。

    「하모!하모! 그라믄 니는 이기 다 니끼다 이기가」(なら、お前はここが全部お前の所有物だとでも言っているのか)

    青年の言葉を遠くから聞いていた女性が横にいた男性に囁いた。

    「言ったでしょう。日本人だって」

    日本人が韓国語を学んで話すと慶尚道の方言のように聞こえるそうだ。

    独特の声調によって慶尚道の方言は標準語へと直すことがとても難しい。

    頑張って標準語を使おうとしても、方言の痕跡が残ってしまう。そうすると、ピョトゥリ(표투리)になってしまう。

    男性デュオのMXMとしてデビューした『プロデュース101』シーズン2出身のイム・ヨンミンは「イントネーションが独特だ」という質問を受けて「20歳のときから方言を直したくて標準語を使おうとして言葉数が少なくなりました。これではいけないと思い、話したいように話したのですが、それが方言でもなく標準語でもなく、こうなりました」と心境を明らかにしたりもした。