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新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
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  • タイトル
    オノケ(オーナーキャラクター):오너캐
  • 解説
    ハングル:오너캐

    ハングル発音:オノケ

    意味:オーナーキャラクター、自分自身や制作主体などをキャラクターにしたもの

    解説:オーナーキャラクター(오너 캐릭터)を短くした言葉。個人が直接作った自分のキャラクターで、作品の作家や制作団体などを象徴するキャラクターだ。米国など英語圏ではアバターが登場する前、「Self-insertion」という用語だけを使用していたという点を考えると、韓国で作られたコングリッシュのようなものだ。

    作家のアバターが必須的に登場する場合がある。

    作家の日常生活を脚色して作ったウェブ漫画では、作家が登場せずにはストーリーを展開することができない。ギャグや感動、料理、ファッション、ペット、恋愛などを日記形式で扱うのに友達の話ばかりを使うことはできないからだ。

    ガリレオ・ガリレイの「二つの宇宙体系に対する対話」など、科学理論を大衆に分かりやすいように伝える作品も作家自身が登場するケースが多い。

    第2次世界大戦以降、日本文化の復興を牽引したといわれる巨匠手塚治虫、日本の漫画家として初めて納税金額がTOP10に入った人物鳥山明もオノケで有名だ。

    上記の2人のオノケのパターンはまったく異なる。手塚治虫の場合はベレー帽に眼鏡をかけた姿が自らと相当に似ていたが、鳥山明の場合は頻繁に登場するガスマスクをつけたロボットは作家本人とは何の共通点もない。

    実際にオノケを作家とそっくりに描く必要はない。ファンもこれといって似ていることを望むわけではないからだ。

    韓国の漫画家イ・マルニョンはチョ・ソクをとてもブサイクに描いて、実物が素敵に見える効果を得ている。

    チョ・ソクは『心の声』初回ではそれなりに自分に似せて描いていたが、

    その後、段々とブサイクに変化していった。漫画だけを見ていて作家に会うと、「随分とハンサムな方ですね!」と驚くそうだ。

    これとは反対に実際の姿よりもかなり素敵に描いて、自虐ギャグの素材にする作家もいる。さらに漫画作家がオノケを異性にするケースもある。