ハングル：친목질

ハングル発音：チンモクジル

解説：集まりに出席したメンバーたちが一様に親しくしています。会った瞬間から別れるまで、そして離れている間もお互いの安否を尋ねながら苦しいことも嬉しいこともみんながひとつになって分かち合います。このように親睦を深める行為が悪いという人はどこにもいないでしょう。

ただ、集まりに出席したところ、リーダーを中心に数人の人だけが笑っておしゃべりし、他の人が来たのか、ご飯を食べたのか、または帰るのかさえ知らない場合は問題のある集まりです。国、公共団体、同好会などの各種集まりで似たもの同士の派を作り、自分たち同士だけで親睦を図る行為を悪く言うとき「チンモクジル（친목질/親睦行為）」という表現を使います。政党のボスを中心とした派閥をあざ笑う時に使用したり、または朝鮮時代党争を起こした党、軍事クーデターの主犯たちが集まった軍隊内の私的組織などがチンモクジルを日常的に行っていたとして悪名高いです。

しかし、最近チンモクジルで後ろ指を指されているのは、インターネットコミュニティです。誰でも会員になれるようにドアを開けておいて、いざ会員に登録したらサイト運営者を中心に少数のメンバー同士だけで楽しくやり取りしていては困ったものです。公開されたコミュニティの内容が気に入って登録をしたのに会員に情報をもらっても理解することができなかったり、共有が不可能なコードが乱発したり、質問を投げても答えてくれるメンバーが1人もない場合、そのコミュニティはチンモクジルが非常に激しいと非難を受けて当然なものとなります。