ハングル：뷁

ハングル発音：ブㇽエッ

意味：嫌悪する対象に使う感嘆詞、Breakを短くした言葉

解説：言葉では表現しきれないほどに嫌悪する対象に使う感嘆詞。2000年代初、H.O.T.のムン・ヒジュンのアンチが作り出した流行語だ。

2002年にムン・ヒジュンが作詞作曲した『I』という曲がある。この曲にこのような部分が出てくる。

날 지켜 봐, 왜 날 Break（俺を見ていろ、どうして俺をBreak）
（中略）
날 지켜 봐 이대로 더 이상 모든 걸 당하고만 있지 않아 Break（俺を見ていろ、このままこれ以上はやられてばかりではいない Break）

ムン・ヒジュンが吐き出した「Break」の発音が妙に聞こえたのか、彼のアンチが多いDCインサイド（韓国のコミュニティサイト）で「Break」を「브레이끼（ブレイキ）」「부레끼（ブレキ）」などと表現し始め、そうしているうちに誰かが「뷁」という一文字を書き込んだ。

当時はムン・ヒジュンのアンチが多く、精神的に参っているであろう彼を応援するために出てきたSugarlessのprhyme（チョン・ジュニョン）が応援のフレーズだと勘違いして「뷁 문희준」と叫んだこともある。

それだけ流行したという意味だ。

どれだけ流行したのかというと、「뷁（break, 2006）」という映画が公開されたほどだ。

ムン・ヒジュンが「ソ・セウォンショー」に出演してチャッキーの物まねをしたものを100ウォン硬貨に合成して「뷁원」とからかったりもした。

ムン・ヒジュンに対するアンチが減り、イメージが良くなりながら「뷁」の使用頻度は少なくなったが、言葉自体が感嘆詞として幅広く使えるうえ、発音が面白くて今でも使う人がいる。

H.O.T.がコンサートを久しぶりに開催したところ、たんすの中から取り出してきたように使用する人が増えたりもした。

ところで「뷁」を正確にどのように発音するのかというと、正直、絶対に読み上げることができない言葉だ。「bwerk」と発音したり、「brwek」と発音したりもするが舌が短いとどちらも難しい。