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新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
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  • タイトル
    ククヒプ:국힙
  • 解説
    ハングル: 국힙

    ハングル発音:ククヒプ

    意味:韓国のヒップホップの略語

    解説

    国(韓国、국)のヒップホップ(힙합)の略語。

    年配の方々にヒップホップやラップについて知っているか聞くと、「ああ、早口」と答える方がとても多い。

    中壮年層は、ヒップホップが単に音楽だけでなく、文化全般の流れだと知っている人もほとんどいない。 ヒップホップは1960年代後半、ブロンクス(Bronx)南方を始めとするニューヨークの貧民街の黒人やプエルトリコに青少年たちによって形成された新しい文化運動全般のことを言う。ある意味では米国本土で独自に作られた唯一の文化だ。

    ヒップホップは「お尻を揺らす(hip hopping, hopping hip)」という言葉から由来している。

    ヒップホップの構成要素であるラップ、ビートボックス、ビーボーイングはナイトクラブでお尻を振りながら作られたものだ。DJは歌に合わせて踊る人々の雰囲気を盛り上げるためにリズミカルな言葉(Rap)を飛ばし、ビートボックスでダンスを誘導した。

    韓国にヒップホップが紹介された時期は1980年後半だ。韓国初のラップ音楽はホ・ソボムの『キムサッカ』だが、大衆的にはアピールできなかった。ヒップホップというジャンルをまともに知らせたアーティストはソテジワアイドゥル、ヒョン・ジニョン、DEUXだ。

    ソテジワアイドゥルは韓国でアイドル歌手、K-POPダンスミュージックの先駆者だが、ヒップホップの伝道師でもあった。

    「早口だ」
    大人たちにこんなことを言われるほど初期のヒップホップはぎこちなかった。「俺がやってた。俺もやってた」という反復的で、初歩的なレベルに止まっていた。これには英語と違って韓国語でライム(韻を踏むこと)を作るのは簡単ではないという言語の限界もある。

    言葉を繰り返してライムを入れる部分では、英語だらけでごちゃごちゃになる理由もそこにあるだろう。ヒップホップ歌手やアイドルグループのラッパーたちが、頻繁に英語を使うのは、本場に比べてククヒプが、一段階下のように評価される結果に繋がった面もある

    さらにヒップホップミュージシャンの中には兵役免除、家庭の事情により除隊した人が多すぎるし、問題が発生しても自分は気にしないという態度や、麻薬問題にも巻き込まれたため、まだ全世代を征するジャンルとして定着していないようだ。