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新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
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  • タイトル
    ビョネクシトゥ:벼넥시트
  • 解説
    ハングル:벼넥시트

    ハングル発音: ビョネクシトゥ

    意味:各種の資格証を取得したり、メディア、出版、特許など多様な方面に進出を模索する人

    解説

    弁護士+Brexitの合成語。弁護士の数が増加し法曹界が例年通りの栄誉を享受できなかったことから生まれた業界の新造語。各種の資格証を取得したり、メディア、出版、特許など多様な方面に進出を模索する人、またはそのような行為を意味する。

    かつて弁護士をヨンガムニム(令監様、お偉いさん)と呼んでいた時代があった。
    狭い司法試験の関門を通過し、大半が判事や検事、または軍法務官を経験した者だから、そんな待遇を受けたのだろう。

    このごろはただの職業の1つだ。
    平凡なサラリーマンには弁護士がうらやましい職業だが、彼ら自身は弁護士をビョノンサ(稲作)*と呼ぶほど自嘲する。

    *ビョノンサ(稲作):発音が似ているため借用した言葉。弁護士という職業を持つことは稲作ほど大変だという本音もある。

    弁護士たちは市場が飽和状態に達したと言う。
    10年前に弁護士1人当たり2.73件だった月平均の事件受任件数が、2019年には1.2件に減ったため大きな事件でないかぎり事務所を維持するのも大変だろう。

    大韓弁護士協会は「新型コロナウイルスの事態で業界が非常に困難だ」とし「今年の弁護士試験の合格者を1000人にするべきだ」という意見を示した。

    簡単に言えば、今年のロースクール卒業生2000人のうち1000人にだけ資格証を与えようという意味だ。
    この主張はロースクールの学生たちはもちろん一般市民の怒りを買った。
    「新型コロナウイルスで多くの人々が苦しんでいる状況で、自分の利益だけを得ようとしている」と激怒した人々もいる。

    ロースクールが設立されて以来、資格試験であるにもかかわらず、弁護士試験は合格者を統制してきた。
    ロースクール1期目の卒業を控え、法務部の弁護士試験管理委員会が入学定員比50%のレベルでコントロールしようとする動きが捉えられると、全国のロースクール生たちが集団で退学を覚悟して抵抗した。折衷点である75%にすることで事態が一段落したが、難航は毎年繰り返されている。

    昨年4月、弁護士試験合格者の発表を控えても、ソウル瑞草区(ソチョグ)弁護士会館の前で「新規弁護士を1000人に制限せよ」という現職弁護士たちの集会と「資格試験の趣旨に合わせて新規弁護士を輩出せよ」というロースクールの学生たちの集会が同時に開かれた。

    ロースクールの学生たちは既得権を守ろうと学生たちが上がろうとする梯子を蹴飛ばす現職弁護士の行為を非難するポスターを見せたりした。