ハングル：개기금

ハングル発音：ケギグム

意味：韓国の証券市場が底をつかないように、個人投資家が底辺をしっかり支える年金基金の役割を果たしているという意味

解説

個人+年金基金の合成語。韓国の証券市場が底をつかないように、個人投資家が底辺をしっかり支える年金基金の役割を果たしているという意味から生まれた言葉だ。

新型コロナウイルスで世界の株式市場は、すっかり怖気づいてしまった。
韓国のファンドマネジャーたちも下落傾向が続くと見て投資を見送った。

専門家たちの予測とは裏腹に韓国株式市場はV字に反騰した。
1400ポイントまで下がったKOSPI（韓国総合株価指数）はいつの間にか1900ポイント台に回復した。

ファンドマネジャーは、V字パターンが異常現象だと見て近いうちに再び下落しW字パターンを描くだろうという予測を出した。結果的にこのような展望は全て間違ってしまった。1900ポイント台に上がった指数は下がる兆しすら見せなかった。

個人投資家を甘く見て専門家集団のファンドマネジャーが完敗したわけだ。

個人投資家たちの資金動員力を無視して起きたこととも考えられる。
韓国株式市場の反騰を導いたとして個人投資家を「ケギグム」と呼び始めた。

年金基金が相場の下落局面で買い越しを続けながら追加下落を防いで、消防士の役割を果たしていたものを個人投資家が代わりにしているということから付けられた名前だ。

実際、かつての急落市場で消防士の役割を果たした年金基金は、新型コロナウイルスの環境で4兆ウォン程度を買い越したが、ケギグムはこれより7倍もの規模で株を買い入れ指数を支えた。

ケギグムの資金動員力は無視できない規模だ。これは、投資家が証券会社に預けておいたり、株式を売ってから探していない預託金で確認できる。




この1年間の預託金の推移は、以前の急落期に現れた個人投資家とは違い余裕のある個人投資家が多いことを示している。