ハングル：팀킬

ハングル発音：チームキル/ティムキル

解説：2010年、広州アジア競技大会の時のことである。決勝へのチケットを賭けてアラブ首長国連邦と接戦を繰り広げた韓国サッカー代表チームは敗北してしまった。

負けてはしまったがよく戦ったと激励をしている雰囲気だったが、新聞は見出しに「韓国サッカー、軍隊に行こう」と載せた。敗北を嘲笑するようだという理由で驚異的な叱責を受けた。味方の士気を殺す典型的なチームキル（팀킬、ティムキル）であるという非難も出てきた。

戦場やゲームで味方を攻撃して殺すときに使うチームキルという言葉が上記のような場合にも該当する。自縄自縛に陥って同じ陣営に不利な結果を出す政治家やオウンゴールを入れるサッカー選手、足の間にボールを逃す野球選手にも使われる。政府と野党、または同じ問題について意見を異にする二集団が広げる放送ディスカッションで味方側に全く役に立たない、とんでもない主張を繰り広げる人からチームキルの精髓を見ることができる。

最近では、ゲストを招待したトーク番組でMC同士がお互いを中傷し笑いを作ったりするが、字幕に例外なく「チームキル」という言葉が出る。