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新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
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  • タイトル
    オクテン:억텐
  • 解説
    ハングル:억텐

    ハングル発音:オクテン

    意味:無理矢理テンションを上げる

    解説:

    「無理矢理テンション」の略語。無理矢理、雰囲気を整えたり合わせたりしようとすることを意味する言葉。対義語は「チンテン(찐텐、真のテンション)」

    音楽プロデューサーPrimary (本名チェ・ドンフン)の曲「寝てるのか」に、こんな内容がある。

    また寢ちゃいました
    お、プライマリーのテンションが下がる
    ドンフン、あっちに行って

    ちょっと皮肉な愚痴のような気がする歌詞だ。

    「テンション」という言葉自体がそうだ。
    英語圏国家で使うTensionと韓国や日本で使うテンションの意味は全く違う。
    コミュニティに載っている記事やWeb小説で、ときおり「緊張をほぐしてまたテンションを上げた」という表現を耳にするが、これを英語に訳すとどうすればいいのかという質問が浮かぶ。

    Relieve tension, raise tension?
    これで正しいのだろうか?

    英単語Tensionはもともと否定的なニュアンスを含んでいる。試験を受ける前の焦り、試験結果を受ける前に押し寄せる不安感、こういうことだ。

    ところが「テンション」が日本列島を経て韓国に移り意味が正反対になった。
    面白そうな緊張感、面白そうなことが起こりそうな雰囲気を示す言葉だ。

    「オクテン」という言葉も二重のにおいを漂わせている。

    「私は笑っているけど笑ってるわけじゃない!」
    感情を抑えて雰囲気に浸って無理に笑っていると、ストレスが溜まってうつ病になることがあると言う。いつも笑顔でお客様に接する営業マンたちが慢性的な消化不良、頭痛に苦しむ理由も明るい笑顔を常に維持してるからだそうだ。