A. | 競技方式 『ゴールを殴る彼女たち』に出演するチームは計9チームです。『パイロット』では4チームが雌雄を決しましたが、シーズン2に入って2倍以上に増えたわけです。 『パイロット』から参加したチームはFC国大ファミリー、FCゲベンジャーズ、FCヒトリガ、FC長身の4チームです。シーズン1ではFCワールドクラスとFCアクショニスタが新たに合流しシーズン2に新しく登場した3チームはFCトップガール、FCアナコンダ、FCワンダーウーマンです。 チームについての詳しい紹介は後にして今回は試合方式についてのみ見ていきます。 4チームが出場した『パイロット』ではフルリーグで行われました。シーズン1では3チームずつ2組に分かれてフルリーグを行った後、各組の1、2チームがトーナメントで優勝チームを選り分けました。ワールドカップの進行方式と同じです。 下位リーグのチームがリーグ戦を行って上位3チームを選り分けた後、ゆっくり待っている1部リーグでフルリーグで再びプレーする方式です。下位リーグから上がってきたチームとしては体力に負担が生じることもあります。実戦感覚を身につけたという点ではプラス要因になると思います。 上位リーグの3チームはシーズン1で優勝(FCヒトリガ)、準優勝(FC国大ファミリー)、3位(FCワールドクラッツ)を占めた3チームです。 試合時間は前半と後半にそれぞれ10分ずつ20分です。追加時間は与えられますが、延長戦はありません。シーズン1では勝負がつかない場合、PK戦で勝敗が分かれましたが、シーズン2では引き分けに終わっています。 サッカーの試合ではありますが正式なサッカーと言うのは、少し微妙な感じがします。試合時間が短いのはさておき、競技場も狭いです。サッカーにはない作戦タイム時間も1回だけ与えられます。 サッカーよりはミニサッカーのフットサル(Futsal)と見るのが正しいと思います。1チーム当たり出場選手が5人でオフサイドがなくボールがサイドラインの外に出れば手で投げるのではなく足で蹴って競技場の中に入れゴールポストの大きさも小さいです。 フットサルはハンドボール競技場で行うミニサッカーだと思えばいいですが、『ゴールを殴る彼女たち』の試合がこれと非常に似ています。 ただ『ゴールを殴る彼女たち』が完全にフットサルの競技ルールに従うことはありません。 サッカーやフットサルなどと違うルールが適用される部分は他にもあります。 代表的なのがバックナンバーです。背番号がめちゃくちゃです。3桁の背番号を付けた選手もいれば、FIFA規定で使用できない0番や00番がユニフォームに書かれています。FCヒトリガの場合、パク・ソニョンとソン・ウニョンの背番号は同じ7番です。 選手1人1人が事情のある番号を選んだからです。FCワールドクラスの藤本沙織の背番号452は自分の名前から取ったもので、FC国大ファミリーのチョン・ミラの背番号3は子供が3人という意味です。 |