A. | 軍でもクリスマスの雰囲気がしますか? I'mdreaming of a white Christmas, Just like the ones I used to know Where the tree-tops glisten and children クリスマスイブに雪が降るとどんなにいいでしょうか?窓の外の白い雪を見ると、恋人に走り寄りたい気持ちでいっぱいになるでしょう。子供達は急いで外に出るでしょう。付いて出た子犬はしっぽを振りながら吠えるでしょう。ずいぶん昔のことですが庭で犬の吠える声を聞いて雪が降るのを知ったこともあります。 夢にえがく雪、しかし前線兵士たちにとって雪は天の祝福ではなく地獄から贈られた贈り物にすぎません。 まさに地獄のメッセージです。痰、シャベル、ほうきを持った軍人たちがチームに分かれて一糸不乱に動いていますが、驚いたことに後ろを振り返ってみると、雪はそのままあります。片づけても掃いても消えぬ雪、雪との戦いは無限軌道列車に乗ったような気分です。 「まるで砂漠から砂をすくう気分だ」 大雪になると 「海から水を汲み出す感じ」でもっと強烈になります。 しかし、雪かきで心身ともに疲れ果てると「北朝鮮軍が除雪作業をしながら攻め込んでくるのか?」という疑問が湧いてきます。 I'm dreaming of a white Christmasですって?怖い話はちょっとやめてください!!!! 雪を除雪すると軍でもジングルベルは鳴ります。クリスマスは赤い日、つまり祝日なので勤務も訓練もありません。 縁起が良くてクリスマスに合わせて外出、外泊に出かける軍人なら彼女にも会ったり…。考えただけでも口が開きます。兵営に残った軍人たちは、幹部たちが持ってきたクリスマスツリー用品で兵営を飾り、おやつを食べながらテレビを見ます。 男同士だなんて…、少し気まずいでしょう。 その後、誰かが「サッカーでもやろう」と言ったとたん、どっと練兵場に飛び出していきます。 そうして午前中はサッカーをして過ごします。 だから軍に行って来た男たちがサッカーの話で夜を明かすようになるのです。 軍隊のクリスマスの風景は大体こうです。クリスマスは子どもが一番好きで、恋人のいない人たちが一番嫌がる日だと言いますが、雪さえ降らなければ同じ境遇の男たちを見て笑うことができます。 午後にはそれでも行く所があります。 軍にある教会です。 CCMの歌手たちが来て公演もしてイベントも開いてくれるのに、女性歌手が来る場合には熱狂します。生まれて初めて、そんな歓待を受けた女性歌手もいるでしょう。 日課が終わると部隊で準備した将棋自慢大会が開かれます。歌、踊り、モノマネなど各自の持つ才能を思う存分発揮します。1等賞として外泊や休暇の場合は、部隊がにぎやかになります。軍に行った芸能人たちが注目を浴びる瞬間でもあります。(よく知りませんが特技自慢に参加する代わりに審査員をやって順番が全部終わった後に特別な舞台をやる可能性が大きいそうです) 2021年から軍人が本来の業務を忠実にこなすよう除草や除雪を民間に任せるということで、上記の写真は歴史に残るかもしれません。幸いにも今年の冬は韓半島もそれほど寒くないので地獄のプレゼントが前線部隊に届くとは思えません。 厳格な民間人統制地域である最前線の除雪を民間人の手で完全に…? こんな疑問は取ってもよさそうです。 地球温暖化のせいか韓半島の南から「寒い冬」が消えつつあるからです。 * 気象庁は一日の平均気温が5℃以下に下がった後、再び上がらない初日に冬が始まるといいますが、気温の変化の傾向が続くと今世紀末には韓半島において冬は一切なくなってしまいます。 |