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マルク・レピスト「アマゾンはモノのインターネットの脳になる」

Bigdata World Convention 2014 | Busan 

  • マルク・レピスト「アマゾンはモノのインターネットの脳になる」
△写真=マルコ・レピスト アマゾンウェブサービス技術理事が22日、釜山BEXCOで開かれたBWC 2014「ビッグデータとIoT」セッションで「アマゾンがモノのインターネット(IoT)の脳になるだろう」とし、アマゾンの戦略を説明している。 [釜山=イ・スンファン記者]

◆アマゾン未来事業を提示…無制限保存・プロセスクラウドが世界を変える

初日(22日)の「ビッグデータ世界大会(BWC)2014」セッションで最も人気を集めた人物の一人は、マルコ・レピスト アマゾンウェブサービス技術理事だった。発表内容を一字も事前公開しなかった彼は、観客の期待を満たすだけの話を持ち出した。レピスト技術理事は、クラウドで活用するスマートデバイスから、宇宙で使われるビッグデータ分析システムまで、アマゾンのさまざまな未来のビジネス戦略を聞かせてくれた。

レピスト技術理事は、「数十億個のデジタル機器を数百万の使用者が使いつつ、データを発散して価値を作っている」とし、「これは大規模な分散型システム」だと定義した。レピスト理事は、「スマートとはコンピュータとインターネットを、私たちが住んでいる物理的な世界と連結して作り出した驚き」だとし、「クラウドの役割は、それゆえにより重要だ」と強調した。

クラウドは制限のないストレージ(記憶装置)、無制限のロジックとプロセスを持っている。この二つが融合しつつ、世界が根本的に変わるとレピスト理事は強調した。彼は、「アマゾンウェブサービスは、クラウドサービスを通じてモノのインターネット(IoT)の脳になろうとする」と明らかにした。

ビッグデータは、企業が新たなビジネスチャンスを創出するための分析ツールにのみとどまるものではない。人類の好奇心を解決するためにも欠かせない存在だ。レピスト理事はデータとクラウドを活用する別の事例として、広い海をモニタリングするシステムを紹介した。多数のセンサが海に浮いた状態で海水の状態を測定すると、この情報がクラウドに入ってくる。科学者たちはこのデータを持って、茫茫たる大海の世界を分析する。このような好奇心の解決は、地球に限定されるものではない。米国航空宇宙局(NASA)もデータベースのクラウドやIoTを活用して、宇宙でこのような研究を行っているというレピスト理事の説明だ。

レピスト理事は、「クラウドをうまく活用するためには、大規模に耐えられるシステムを備えなければならない」とし、「アマゾンはそのような能力を備えている」と紹介した。アマゾンウェブサービスは大規模な天候パターンを分析して、毎月大規模なシミュレーションを行っている。これを通じた数兆ヶ所の気象データポイントを保有し、自然災害を事前に予測して対応できる能力を保有している。

アマゾンウェブサービスの大きな利点として、レピスト理事は「情報技術とプラットフォームを開発する必要がないということ」を挙げた。彼は実際に、スマートデバイスがクラウドとともに適用される場合、考えられるソリューションをデモンストレーションしたりした。
  • 毎日経済_特別取材チーム:ユ・ジンピョン部長/ホン・ジャンウォン記者/イ・ギョンジン記者/チュ・ドンフン記者/毎経ドットコム_ギム・ヨンヨウン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-10-22 17:17:26




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