トップ > コラム > FOCUS > 高齢化ソリューション、ビッグデータで求める

高齢化ソリューション、ビッグデータで求める

Bigdata World Convention 2014 | Busan 

  • 高齢化ソリューション、ビッグデータで求める
  • < ポール・マリオットSAP副社長 >

◆ 社会問題解決の糸口を提供…韓国、データ活用はおろそか

「韓国の多くの企業はビッグデータの分析を試みたが、‘わが社とはうまく合わない’と、あらかじめ判断してあきらめます。積み上げておいたデータからほんのりと見える結論をいくつか出して、たいしたことはないと貶めます。こんなことは真のビッグデータ分析ではありません。企業のすべての意思決定過程をビッグデータで検証する‘ビッグデータの日常化’を通じてのみ、新しい価値を作り出すことができます」。

22日、釜山のBEXCO(べクスコ)オーディトリアムで開かれた「ビッグデータ世界大会(BWC)2014」で、ポール・マリオットSAP副社長が冷静に韓国の現実を診断した。マリオット副社長は、「韓国は5G(第5世代)移動通信時代を宣言し、ネット速度を上げることには関心が高いが、速くなった処理速度で何を分析するべきなのかはおろそかにするようだ」とし、「ネットワークの速度向上を機会とし、すべての産業にわたって、どのようにビッグデータ生態系を作るかで悩まなければならない」と指摘した。

この日、二日間の日程で開かれた「BWC 2014」初日のイベントは、韓国のビッグデータ能力と現実、弱点と機会要素に対して一望できる、ビッグデータの知識大典だった。講師として参加したアマゾン・IBM・ボーメトリック(Vormetric )・シスコなどのグローバル・ビッグデータ恐竜らは、「ビッグデータコリア」発展のために耳の痛い話を交えた生き生きとした助言を惜しまなかった。

シスコのドミニク・スコット副社長は、「各国は世界的な変化を経験すると同時に、各自の挑戦課題を持っている」とし、「韓国の場合、高齢化・人口減少などの問題に直面しているが、これによって生じたさまざまな問題を解決する糸口を、ビッグデータとモノのインターネットで見つけることができるだろう」と述べた。

「BWC 2014」は毎日経済新聞と韓国情報化振興院の主催でべクスコ主管、未来創造科学部・釜山市・韓国ビッグデータ協会の後援で開催された。この日、グローバルビッグデータの現状と将来の発展戦略を聞くために、1000人あまりの観客が会場を訪れた。
  • 毎日経済_特別取材チーム:ユ・ジンピョン部長/ホン・ジャンウォン記者/イ・ギョンジン記者/チュ・ドンフン記者/毎経ドットコム_ギム・ヨンヨウン記者/写真=BWC2014 facebook | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-10-22 17:34:58




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア