解説 | ハングル:민초단 ハングル発音:ミンチョダン 意味:ミントチョコが好きな人 解説: ミンチョダン。 ミントとチョコレートを混ぜて作ったミントチョコが好きな人。⇒「ミント」の項目を参照。 人々の味覚を分ける基準に「チクモク(찍먹、付けて食べる)」と「プモク(부먹、かけて食べる)」ほどのものはない。中華料理の代表格である酢豚のソースをかけて食べるか、つけて食べるかで生まれた造語だ。 中華料理店では店の調理法によりソースをかけた状態で提供したり、ソースを一緒に入れて炒めた状態でテーブルに置かれるが、出前を頼むと衣が湿気を帯びるのを防ぐため、酢豚とソースを別々に包装して届けられる。 1人で食べる時はソースをかけて食べても、つけて食べても構わないが、大勢で一緒に食べる場合は事情が変わってくる。ソースをかけてしまうと、つけて食べることを好む人はうれしくないだろう。 ミントチョコが好きなのか、嫌いなのかの論争だ。 チョコレートの歴史*を見ると、なんとも無駄な論争のような気がする。 16世紀にカカオがヨーロッパに伝わった後、チョコレートの苦味を和らげるためにペパーミント入り歯磨き粉と一緒に食べたからだ。 カカオに砂糖を混ぜたチョコレートが登場した後も歯磨き粉はチョコレートの仲間だった。19世紀頃、ヨーロッパのカフェではチョコレートとミントを混ぜた飲み物を販売し1945年に開業したサーティワンアイスクリーム(31)のメニューにもミントチョコアイスクリームが入っていた。 *1973年、イギリスのデザートコンテストでサウスデヴォン(South Devon)大学に在学中のマリリン・リケッツ(Marilyn Ricketts)がミントロイヤル(Mintroyale)という名のミントチョコアイスクリームで金賞を受賞したが、これをミントチョコの始まりと考える人が多い。 遅ればせながらミントチョコに味をしめたMZ世代(1980年~2004年生まれ)の応援を受けながら、チョコレート製品の中でミントチョコが大勢で固まるようだ。ミンチョ焼酎など数多くの製品がお店に並べられ始めた。大型小売店のEマートの場合、今年1~7月中のミントチョコ関連商品の売り上げが昨年の同じ期間に比べて、でなんと573.6%も増えたそうだ。
つまり、最近はミンチョの全盛時代、ミンチョダンの時代なのだろう。 |