解説 | ハングル: 과포자 ハングル発音:グァポジャ 意味:科学の勉強を諦めた人 解説 科抛者 。「科学(自然科学)を放棄した者」の略語。 グァポジャには、様々な種類がある。ムルポジャ(物抛者)、ファポジャ(化抛者)、センポジャ(生抛者)。地球科学を諦めたジポジャ(地抛者)もいそうだが、幸いなことにジポジャという造語はない。自分が生きている地球に対しては愛情があるという意味だろうか。 2002年、高校の新入生から適用された7次教育課程は「21世紀に備えて創意的な人間を望ましい人間像として提示する」という教育理念を掲げた。そして文科大学の入学生は、科学の勉強をする必要がなくなった。科学を知らなくても創意的な人間になるのに、何の障害もないという宣言だろうか。 この措置でグァポジャたちは皆、歓声を上げた。それほど科学が難しいのだろうか。 新しく出たスマートフォンの多様な技能をたちまち身につけ、難しいゲームのロジックもすらすらと解く若者が科学を諦める理由は何だろうか。 学生たちが好きなビリヤードにも力学の奥深さが隠れているが、ビリヤード選手の中で物理に趣味を持っている人はあまりいないだろう。 個人的な資質も科学を諦める原因になることはあるだろう。高学年になるほど内容が難しくなり、推論能力や思考力が劣ると、進度に追いつくことは難しいかもしれない。 しかし、そもそも科学に興味が持てず、初期の段階から科学が難しいとうんざりしているなら、学生一人一人の資質よりは教育方式に問題があると見るべきだ。 ノーベル物理学賞を受賞したリチャード・P・ファインマン(Richard p. Feynman)は、ブラジルで学生を教えたことがある。その時、反射した光の偏光を教えるために、学校周辺の海を偏光フィルターで見るようにした。学生たちはそのような現象を不思議に思ったが、実際に自分が学んだ反射と偏光をまともに結びつけることができなかったのだ。 偏光を教える前に、先に見させたらどうだっただろうか? ビリヤードの台で力学を教えても学生たちが物理をそんなに簡単に諦めるだろうか。 |