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悪口を言ってしまうほどの痛みを与えるビューティーアイテム、SNSでなぜ人気?


  • 悪口を言ってしまうほどの痛みを与えるビューティーアイテム、SNSでなぜ人気?
女優が使用することで知られたハーバルフェイスフードセラムは、塗ればひりひりと痛く悪口を言ってしまうとして「悪口セラム」というニックネームを得た。ボトル容量59ミリあたり10万ウォンを超える高額だが、ソーシャルメディア上で大きな人気を呼ぶと、価格を下げた似たような亜流作が相次いで出てきた。

辛い食べ物を食べると唇が膨らむ効果をリップ製品に適用したホットトミーもまた、ホットなビューティーシステムだ。このリップティントを塗れば辛く熱いが唇をボリューム感があり厚く見えるようにしてくれると口コミが広がったためだ。

姿勢・骨盤矯正に役立つというソバナリングは、実際に着用すると足と足の指が痛く、10分も歩けないという声も多いが、若者の間で大きな関心を集めている。

このように痛み・熱さ・ほてりなどの痛みを誘発する美容用品が、ソーシャルメディア上で消費者の注目をひきつけている。痛みを伴うほど効果があると信じて購入する消費者が多いということだ。このビューティー製品を製造・販売する企業は、「悪い成分は含まれてはいない」と言う。「悪口セラム」を生産するブランド「ハーベルフェイスフード」は、「化学成分が全く入っていない100%天然製品」とし、「セラムが皮膚の中で抗酸化作用をする過程で痛みが感じられるだろう」と紹介する。

悪口セラムを実際に使ってみたネチズンたちの反応は交錯する。あるネチズンは「顔に軽く塗ったが、肌が焼けるのかと思った」とし、「涙が出るほどひりひりとしたが、数日使用したら毛穴が減ったようで満足している」との声を残した。また別のネチズンは、「刺激があったのか、顔の色がまだらになったので、病院に行ったところ皮膚に炎症が生じた言って注射を打たれた」と話した。

ホットトミーリップティントの購入者も「本当に唇がふっくらして見える」という反応を見せた一方、「唇があまりにも熱くいらいらするのに、なぜ塗るのか分からない」と意見を明らかにした。ソバナシングの使用者は「つま先がとても痛くて悪口が出たが、継続的に着用すると姿勢が矯正されて痛みが少なくなったというため耐えてみなくてはならない」と言及した。

使用すると、このように痛みを伴うビューティーアイテムになぜインターネットユーザーは高い関心を見せるのか。

会社員キム・スヒョンさん(29)は「『身体に良い薬が口には苦い』という心理からのようだ」とし、「痛いが我慢すれば綺麗になれるという信念が消費につながる」と説明した。

大学生ユン・ヘリさん(23)は「刺激的だといえば、最初は使用するのを忌避しても皮膚がドラマチックに良くなるレビュー映像を見ていれば、好奇心が生じる」とし、「広告映像を見て飛びついて購入する場合が多い」と話した。

専門家は該当の製品が本人とよく合うのか調べた後、使用するかどうかを決定しなければならないと助言する。

パク・グィヨン中央大学病院皮膚科教授は、「一時的な痛みは皮膚に大きな問題を起こさないが、痛みの程度が激しく長く続くことは、それだけ肌に刺激を与えることを意味する」とし、「これを減らすために、化粧品会社はさまざまな成分の組み合わせを考慮したり、酸度を合わせるなどの努力を傾ける」と伝えた。

パク教授はまた、「天然成分であっても必ず肌に良いものだけではない」とし、「植物アレルギーがある場合、皮膚炎が生じる可能性がある」と説明した。続いて「むしろよく精製された化学成分が安全かつ効果的である可能性があるため、本人の肌のタイプに合わせて製品を選択すべきだ」と付け加えた。
  • キム・ジヘエディター / 写真=ハーバルフェイスフード、スキンエージェント公式ホームページ
  • 入力 2017-12-09 01:24:30




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